【NY市場】 2013/5/9
NY金 1468.6 -5.10 -0.35%
NYダウ 15082.62 -22.50 -0.15%
ドル円 100.62 +1.61
ユーロドル 1.3043 -0.0110
【東京市場】 2013/5/10
夜間/始値・高値・安値・終値
4,680円 4,759円 4,650円 4,713円
日中/始値・高値・安値・現在
4,731円 4,760円 4,716円 4,755円

さあ、久方ぶりのドル円100円台となりました。4月初旬にはあれほど盛り上がっていたドル円の100円超えでしたが、2度のトライに失敗し、3度目の正直といったところでしょうか。相場はいつもそうですが、ある一方向に期待が偏りすぎている時は殆どの場合において逆の動きとなります。そして、今回のドル円のように暫く100円超えは無理だろうと思われた途端に、勢い良く上げるものです。

それは決して偶然というわけでもなく心理状況の変化に建玉やストップロスの状況が変化して起こることであり、大部分を理論的に説明できることですが今回は省かせて頂きます。

当然ですが、ドル高となればドル建て金の価格は圧迫されます。円安となれば円建ての金価格は上昇します。しかし、実際に金そのものの価値を計るとすれば、ドルインデックス(米ドルを指数化したもの)や米債券とドル建て金を比べる必要があります。

これらの関係にはリーマンショック以降の数年よりも2011年辺りからの方が、明確な相関性が見られます。その大きな理由としてQE2が始まったことから米国そのものに対する信用回復し始めたことが推測されます。ただし、この時期は米国の経済指標も悪い状況が続き、そこへギリシャのデフォルト騒ぎがあり、世界的なソブリン・リスクが高まったことで、金買いドル売りの動きは活発化したと思われます。

そして、徐々にその不安が治まるとともにドルはしっかりとなり、米債券も買われてゆきました。そして、QE3が始まり米債券を下支する中、その資金は金へは向かわず、株式市場へ向かい始めました。それは、米国のみ成らず、欧州、現在は日本へも向かっていると考えられます。

確かに、ドル建て金は暫く下値を模索する動きとなるかもしれません。ただし、金融緩和解除がない限りは現状から見て下値は限られていると考えます。金の価格を構成する最低ラインは、供給面からしますと鉱山会社の採算コストということになりますが、需要面を考えますと個人投資家の現物需要が最も信頼性があると考えられます。

宝飾品はもちろんですが、個人投資家は一度買った金の延べ板をそう安々とは売却しません。しかし、逆に言えば常日頃頻繁に金を買う人達ではないわけです。先日の大暴落では、そういった個人投資家の買い意欲が世界的に高まったわけです。これは非常に大きなトレンドです。

そんな中、毎日のように減少し続けていたSPDRのETFは3月半ば以来、約2ヶ月ぶりの増加となりました。大口ファンド系の買い玉も大きく減少した現在、金価格は最低ラインに到達していると考えられないでしょうか。

私は、底値は限られていると考えております。

本日の経済指標・要人発言
日 3月経常収支 前月+6374億円 予想+1兆2200億円
日 3月貿易収支 前月-6670億円 予想-2740億円
米 バーナンキFRB議長講演
米 4月財政収支 前月-1065億ドル 予想+1100億ドル
G7 財務相・中銀総裁会合(11日まで)
 遠藤 豪

SPDR GOLD SHARES・ETF残高 1054.18(9日)1051.47
リースレート 0.04%(9日)0.04%

CFTC大口投機家 買越 97,052枚(30日時点) 先週 買越 104,255枚
⇒『勝ち易きに勝つ』地場の血統