【NY市場】 2013/4/11
NY金 1564.9 +6.10 +0.39%
NYダウ 14865.14 +62.90 +0.42%
ドル円 99.67 -0.13
ユーロドル 1.3102 +0.0033
【東京市場】 2013/4/12
夜間/始値・高値・安値・終値
5,000円 5,038円 4,980円 5,036円
日中/始値・高値・安値・現在
5,014円 5,019円 5,014円 5,017円

このところファンダメンタル分析が非常に難しくなってきております。何故ならば、度重なる量的緩和による米国の、そして日本の超量的緩和による景気回復基調、株価上昇を実態の伴うものへ変貌させられるかどうか大きな変革期にあるからです。

米国の著名投資家であるジョン・テンプルトン卿は言いました。『上昇相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、幸福の中で消えてゆく』【Bull-markets are born on pessimism, grow on skepticism, mature on optimism and die on euphoria】と。

短期的にではなく、5年、10年といった長期的な環境がこの上昇相場の2段階目である『懐疑』の段階に入っているのかというところです。経済は生き物です。相場も生き物です。人為的に創りだしたこの上昇の流れが本物の景気上昇につながるのかどうかです。

米国はどこかで金融緩和、量的緩和をやめなければならず、その時は国債下落、株価下落、ドル下落といった今とは逆の作用が起こります。それをどのように防ぐのか。これが、自民党政権から始まった金融緩和、量的緩和に課せられたもう一つの役目と言えそうです。

自民党政権は大規模な量的緩和を行うことで、ドル高円安誘導に成功し、輸出企業主導で株価上昇に成功しているかにみえますが、これだけ大規模な量的緩和を行えばこのようなことが起こるのは当たり前のことです。米国もリーマンショック以降、この量的緩和で株価を維持、自国通貨安となったわけですから・・・。

そして、初めから自民党が掲げている政策として外債購入です。現在では50兆円の外債購入ファンドを設立することを明言しております。中身が空っぽの状態で、自作自演で突っ走っている米国を、今度は代わって日本が支えるといった構図です。そして、米国が回復すれば日本も回復するという構想です。本当にそのようにうまくいくのでしょうか?

うまくいくのかどうかは別にしまして、金価格にどのように影響してくるかということを考えなければいけませんが、米国は遅かれ早かれ出口戦略へ舵を切ることは明白です。そうなりますと金価格は一時的に大きく下落する可能性があります。米国の債務上限問題が再び議題に上がり始めると見られる5月、そして日本の7月の参院選にかけて日本はより一層量的緩和を行い、円安が進む可能性が高いと思われます。

そして、日本の選挙が終わり、その後の秋口より金融引き締めへ向かう可能性が高いと考えられ、8月、9月辺りから金下落の兆候に関しては注意が必要なのではないか考えております。また、日本の株式市場もこれを前後して下落に転じる可能性が高いと思われます。よって、少なくとも5月、6月辺りまでは金は上昇トレンド継続と考えております。

日本にとっては円安による外貨獲得、景気回復となるのか、不況下のインフレに苦しむことになるのか、その命運は米国に託してしまっている自民党政権。うまくいくと良いのですが。

本日の経済指標・要人発言
米 3月PPI(前年比) 前月+1.7% 予想+1.4%
米 3月PPIコア(除食・エネ) 前月+1.7% 予想+1.7%
米 3月小売売上高(前月比) 前月+1.1% 予想±0.0%
米 3月小売売上高(除自動車) 前月+1.0% 予想±0.0%
米 4月ミシガン大消費者信頼感指数 前月78.6 予想78.5
米 バーナンキFRB議長講演
 遠藤 豪

SPDR GOLD SHARES・ETF残高 1181.42(11日)1183.53
リースレート 0.02%(11日)0.03%

CFTC大口投機家 買越 120,206枚(2日時点) 先週 買越 132,446枚
⇒『勝ち易きに勝つ』地場の血統