【NY市場】 2013/4/2
NY金 1575.9 -25.00 -1.59%
NYダウ 14662.01 +89.16 +0.61%
ドル円 93.42 +0.19
ユーロドル 1.2816 -0.0033
【東京市場】 2013/4/3
夜間/始値・高値・安値・終値
4,794円 4,813円 4,748円 4,750円
日中/始値・高値・安値・現在
4,750円 4,769円 4,724円 4,729円

なかなかユーロ圏における不安心理が払拭されず、嫌な予感通り、本日は金、プラチナともに大きく価格を下げることとなりました。

昨晩の欧州では各国製造業PMI、ユーロ圏失業率が発表され、概ね予想通りの内容であったものの、相変わらず景気回復が見られないことや、失業率の高さを再認識させられた市場は再びユーロ売りに傾くこととなりました。

ただし、株式市場の方はイタリアが政情不安解消に向けて前進が見られることや、米国での製造業受注が予想を上回る大幅な改善から、先週末付けた3ヶ月ぶりの安値から大きく反発することとなりました。米国市場でも株式市場は最高値更新と成ったものの、原油価格が大きく上昇することがなかったあたりからしますと商品市場へのリスクオン、資金流入は見られなかったようです。

特に金価格は、リスクオンにおけるインデックスファンドのような買い以上に、株式市場へ流れる資金が大きいようで下落することとなりました。市場はFRBの金融引緩和策の出口が近いと判断しているのでしょうか?現金融政策状態での株式上昇、景気回復は必ずインフレを引き起こすことになると思われます。その前に、針の穴に糸を通すような非常にデリケートな難問をクリアできると言うのでしょうか。

ソシエテ・ジェネラル(フランスの金融機関大手)のレポートでは現在の金価格がバブル化しているとして、景気回復基調の米国では金融引締めが行われることを予想し、金価格の下落トレンド入りを想定しているようです。

私はこの判断は時期尚早でないかと考えております。バブルとなっているのは金ではなく、むしろ株式であり、経済全体であると思われます。マネタリーベースはリーマンショック以前の2008年と比べると、現状は4倍近くに膨れ上がっております。

世界の基軸通貨であるドルが4倍に薄められてしまえば、その分ほかの物へ価値を求める他ありません。それが金という無国籍通貨ということになるのです。NYダウは、現在過去最高値を更新しております。これこそ資産インフレですが、所詮根本はドルで形成されているわけです。価値の下がったドルが、株価を上昇させているわけであり、現時点で金融引締めを行えば間違い無く株式市場に冷水を浴びせることとなるでしょう。

今までは、米国に対してもソブリンリスクが大きかったため、金や円などへの資金流入が続いたわけですが、特に大きく経済が改善されたとは言えない状況の中で、市場心理は好転し、再びバブルを創りつつあるようにも考えられます。今年後半から来年にかけて大きな変動が起こる可能性は高いとは思われますが、米国が出口に向かうにはいまだ早すぎるようにも思います。

私は今までどおり暫くは金融緩和状態が続くものと考えており、中長期における金価格の上昇を想定しております。最大でも4,600円台半ば、NY市場では1,540ドル辺りではないかと思っております。予想と玉操作は別物です。しっかりとリスク管理を行ってゆきたいものです。

本日の経済指標・要人発言

遠藤 豪

SPDR GOLD SHARES・ETF残高 1208.92(2日)1217.05
リースレート 0.03%(2日)0.04%

CFTC大口投機家 買越 132,446枚(26日時点) 先週 買越 135,610枚
⇒『勝ち易きに勝つ』地場の血統