【NY市場】 2013/3/4
NY金 1572.4 +0.10 +0.01%
NYダウ 14127.82 +38.16 +0.27%
ドル円 93.47 -0.08
ユーロドル 1.3025 +0.0003
【東京市場】 2013/3/5
夜間/始値・高値・安値・終値
4,748円 4,774円 4,727円 4,737円
日中/始値・高値・安値・現在
4,747円 4,751円 4,751円 4,743円

昨晩は、ほとんど注目すべき経済指標の発表もなく、ここ最近にしては金融市場全般が非常に大人しい値動きであったと思われます。

敢えて挙げるとすれば、FRB副議長であるイエレン氏は講演にて、バーナンキ議長の後押しとも取れる「量的緩和を推し進めるべき、リスクは限定的、景気回復がかなり進んだ時点で緩和解除」と述べました。しかし、特に材料視されることはなく、米国株式市場の寄付きから、歳出削減問題が引き続き意識され買いよりも売り先行で推移することとなりました。

ただし、決定的な材料はなにもないため、ミックスの内容で持合い程度の値動きでした。

3月初めは毎年ウォーレン・バフェット氏が自社の投資についての年次書簡を配布する日であり、その内容は世界に注目されております。世界で最も有名な投資家の一人であり、ジョージ・ソロスやビル・グロース等と同様に一挙手一投足が注目される人物です。しかも、彼の投資手法は最近のヘッジ・ファンドなどによる激しい売買ではなく、バイ・アンド・ホールドというじっくり時間をかけて買うものであり、一般投資家にも真似しやすいことから人気があります。

そのウォーレン・バフェット氏ですが、昨日テレビのインタビューにて、現在米国が抱える歳出削減問題に対して、強制措置を行うことは極めて馬鹿げた手法であると非難し、またこの措置は当面続く可能性があるとしました。リーマンショック以降の米経済パニックを押さえ込んだバーナンキ議長の量的緩和については尊敬の念すら抱いていると絶賛しました。ただし、誰もがいつかは米国が出口戦略への舵を切らなければいけないことは分かっているわけで、今後のFRBは非常に難しい操作を任されているとしました。

量的緩和という手法が良かったか悪かったかはあとになってみないとわかりませんが、問題はいかに経済にショックを与えないで、FRBが米国債を売り抜けることが出来るかが重要です。私は、その肩代わりを日本がさせられるのではないかと考えており、不安定ながら来年半ば頃には今よりも米経済は安定しているのかもしれません。欧州との絡みもありますので単純ではありませんが、ドル建て金の下落の可能性は高まります。しかし、日本は円安が進む可能性が高く、円建ての東京金価格は平均的には米国ほどは下がらないと思われます。とはいえ・・・

中国の全人代が今日から約10日間の開幕です。昨年11月に総書記、軍事主席に就任した習近平氏ですが、現時点では今後の中国の方向性について何も明確に語っておりません。今回の全人代では、国家主席にも就任し、完全に世界に対して中国の指導者として立場を示すわけですから、この会議での内容は世界中から注目されております。これまで、高い成長率を誇ってきた中国です。2007年以来、株価はソフトランディングを続け、欧米市場の鈍化の影響もありなかなか浮上できずにいる事も事実です。昨年秋口から末にかけては、2008年以降の安値を付けましたが、徐々に戻しつつある状況です。

さて、金価格ですが、長期的には世界的な金融緩和の状況に変更はなく、上昇トレントが続いていると考えております。しかし、中期的な欧州の不安定化、米国の安定化が不明瞭であり、短期的な商品ファンド系投機筋の売り先行により不安定な状況が続きそうです。無理をせず、レンジでの逆張りを中心に、買い主体で時間待ちをしてみたいと思っております。

本日の経済指標・要人発言
豪 Q4経常収支【億豪ドル】 前回-150.48 予想-153.00 結果-146.78
豪 1月小売売上高 前月-0.4% 予想+0.4% 結果+0.9%
豪 政策金利発表 現行3.00%
米 2月ISM非製造業指数 前月55.2 予想55.0
遠藤 豪

SPDR GOLD SHARES・ETF残高 1253.88(4日)1253.88
リースレート -0.06%(4日)-0.07%

CFTC大口投機家 買越 116,599枚(26日時点) 先週 買越 103,651枚
⇒『勝ち易きに勝つ』地場の血統