【NY市場】 2013/2/27
NY金 1595.7 -19.80 -1.24%
NYダウ 14075.37 +175.24 +1.25%
ドル円 92.22 +0.25
ユーロドル 1.1316 -0.1747
【東京市場】 2013/2/28
夜間/始値・高値・安値・終値
4,776円 4,776円 4,722円 4,734円
日中/始値・高値・安値・現在
4,756円 4,757円 4,750円 4,753円

昨晩は、いまだはっきりとした見通しの立っていないイタリア情勢に市場は影響されて、米国市場開始までは、じわじわと不安感が台頭しリスクオフによる円高ドル安ユーロ安となりました。東京金は4,722円まで再び41円安まで値を下げることとなりました。イタリア10年債の入札では昨年の10月以来利回りは最高の4.83%にまで上昇となり、不安心理が垣間見られたものの、応札倍率は1.65倍と旺盛な需要もあり判断の分かれる内容となりました。NY市場開始からは、一気にリスクオンに反転、ユーロ高ドル高、円安といった動きとなりました。

経済指標では、米国の1月耐久財受注や、住宅関連の数値が大幅な伸びを示したことも好感されました。その後は、昨日に引き続きバーナンキFRB議長は議会証言にて、現状の量的緩和を前向きに捉えていること、早計な金利引き上げは成長を損なうとして、暫くは量的緩和策を継続する考えや、唯一心配されるインフレ率上昇を抑えながら、出口戦略へ向かう手段を擁していると示したことで、更にリスクオンは加速することとなりました。

深夜3時のドラギECB総裁の講演内容によれば、ユーロ圏はゆるやかに回復しているものの、現状行われている景気刺激策からの脱却には程遠いようです。インフレ率も2%を大きく下回る水準で抑えられるとして、現在の量的緩和、資産購入、国債の下支えは当分続くとの見込みから、市場は安心、安定を取り戻しつつあることも、NYダウの5年ぶりの高値更新に寄与したと言えそうです。

ダウ高、ドル高、ユーロ高が進む一方で、昨晩もリスクオンにおける資金シフトからドル建て金からの資金流出が推測されます。特に注意すべきは、ここ数日の米国債の上昇であり、これこそが金に替わってセーフヘブンになりつつあるという事でしょう。米国の経済再生により、セーフヘブンの矛先が金から米国債へと移りつつあるということです。金はどこの通貨でもない代わりに、一切の金利を生みません。そういった意味では、今後の金の大きな上昇を担うものは、米国不安となってくるのでしょう。

現在の米国の回復基調と本物と見るかどうかで、今後の金価格展望は変わってきますが、出口戦略はそれ程簡単ではなく、それにはかなりの時間が必要だと思います。ただし、短期的には暫く安定、リスクオンが続く可能性が高いと考えております。

今週の価格推移いかんで東京金価格の5,000円回復に時間はかからないと期待しておりました。しかし、もう一つのシナリオとしておりました現状価格からの上下レンジでの売買を主体としていく必要がありそうです。極端なリスクオフシナリオは描きにくく、金の大暴落は無いと思いますが、現状のふわふわとしたリスクオンが続くこととなりますと、だらだらと下値を更新する可能性もあります。金にとってはやや判断の難しい局面に入ってきていると思われますので、少し控えめな売買をお勧め致します。

経済指標・要人発言
米 1月耐久財受注 前月+3.7% 予想-4.7% 結果-5.2%
米 1月耐久財受注(輸送機除) 前月+1.0% 予想+0.2% 結果+1.9%
米 1月中古住宅販売保留(前月比) 前月-1.9% 予想+1.8% 結果+4.5%
米 バーナンキ議長議会証言
ユ ドラギ総裁講演 景気刺激策継続
遠藤 豪

SPDR GOLD SHARES・ETF残高 1258.40(27日)1270.44
リースレート -0.06%(27日)-0.06%

CFTC大口投機家 買越 103,651枚(19日時点) 先週 買越 126,835枚
⇒『勝ち易きに勝つ』地場の血統