【NY市場】 2013/2/1
NY金   1669.4 +8.80 +0.53%
NYダウ   14009.79 +149.21 +1.07%
ドル円    92.72 +1.00
ユーロドル  1.3641 +0.0064
【東京市場】 2013/2/4
夜間/始値・高値・安値・終値
4,945円 4,992円 4,938円 4,982円
日中/始値・高値・安値・現在
4,986円 4,987円 4,974円 4,976円

週末は月に一度の注目指標、米国の雇用統計が発表されました。内容は、雇用者数、失業率ともに予想を下回る結果であったものの、先月、先々月の雇用者数が上方修正されたことで、どちらかと言えばリスクオンと捉えられたようです。ただし、FRBが数値目標を示している失業率が悪化したことは、金価格変動にとっては現在最大の要因である米国の量的緩和QE継続ということであり、ドル建て金は1,680ドル台まで急騰することとなりました。

そのわずか1時間後には上昇前の1,660ドル付近まで20ドル以上急落する場面もありました。今年からFOMCでの投票権を持つブラード・セントルイス連銀総裁は、雇用者数が月平均で約20万人増加していることに対して賛辞送り、米経済の回復からQEの縮小、停止の可能性を示したようです。彼は、昨年まではFOMCでの投票権を持っておりませんでしたが、QEに対しては常に慎重な姿勢を示してきたタカ派として知られています。

金融商品全てがリスクオンとなりました。先週末の経済指標は雇用統計だけではなく、製造業景況指数が9ヶ月ぶりの高水準であったことやミシガン大消費者信頼感指数も前月、予想をも上回る数値であったことが好感されたようです。NYダウ平均は開始早々から100ドル以上上昇となり、NY原油も確りで、プラチナに至っては12ドル高となりました。景気回復期待は非常に強いようです。ファンダメンタルは聞かっけに過ぎず、そこへ輪をかけてファンドが大暴れをしているというところでしょう。

その後のドル建て金はやや戻して1,660ドル半ばでの推移となりました。夜間取引中の東京市場の動きではドル円が確りしていたため、20ドルの急落時も東京金は4,982円から4,961円までわずか20円程度の調整安を経て、夜間取引ではその後の高値は4,992円まで値を伸ばすこととなりました。月曜日の東京市場は、更なる円安ドル高が進み概ね92円台後半での推移となっておりますが、雇用統計に対するアジア勢の買いからドル建て金価格もしっかりであり、東京金は上場来初の5,000円まで高値を伸ばしております。

現在のドル円、株式市場、商品価格、東京金価格は高過ぎなのかどうかとの質問を良く聞きますが、相場はいつも行き過ぎます。しかも見る人によってその行き過ぎの基準が全く違うわけです。つまり、行き過ぎと思えば行き過ぎであり、行き過ぎと思わなければ行き過ぎではないということです。禅問答の様な内容ですが、基準など無いということです。では、よく基準として使われるチャートは何のためにあるのでしょうか。いつもご自分でご覧になられているチャートがあると思いますが、その中で上げ過ぎと判断すれば上げ過ぎでしょうし、下げ過ぎと判断すれば下げ過ぎと見るべきです。最悪なのは、相場の急変動を目の当たりにしてそれまでのチャートを大きく変更してしまったり、チャートを無視するようになることです。

大切なことは、いつも同じモノサシで相場を測るべきであり、それによってどのように売買をすれば儲かるのかを導き出すことが戦略です。自分にあった戦略、モノサシを持つことで、確りと儲けに繋げられます。極端な話、暫く売買して儲からなくても壊滅的な損をしなければ上々です。

私にとっては、現状は上げ過ぎであり、ボラティリティ(価格変動率)も高く、お客様向けではないと判断しておりますので、様子見とさせていただいております。もちろんリスクをとって売買に動くのであれば、買いで行くべきですが・・・。

経済指標
米 1月非農業部門雇用者数【万人】 前月+19.6 予想+16.5 結果+15.7
米 1月民間部門雇用者数【万人】 前月33.0 予想35.1 結果36.8
米 1月失業率 前月33.0 予想35.1 結果36.8
米 1月ミシガン大消費者信頼感指数 前月33.0 予想35.1 結果36.8
米 1月ISM製造業景況指数 前月33.0 予想35.1 結果36.8
遠藤 豪

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CFTC大口投機家 買越 126,988枚(29日時点) 先週 買越 151,897枚
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