【NY市場】 2012/11/7
NY金 1714.00 -1.00 -0.06%
NYダウ 12932.73 -312.95 -2.42%
ドル円 79.98 -0.37
ユーロドル 1.2771 -0.0040
【東京市場】 2012/11/8
夜間/始値・高値・安値・終値
4,466円 4,483円 4,387円 4,418円
日中/始値・高値・安値
4,427円 4,434円 4,415円
オバマ大統領の再選がとなりましたが、金融市場全般は株式市場を筆頭に大きく下落することとなり、お祭りムードは早々に打ち消されることとなりました。
金価格は一昨日の晩の急騰時の高値4,457円をつけた後、4,409円まで調整安から始まった東京市場でしたが、オバマ大統領の再選が徐々に明確となる中、下値を切り上げその日のほぼ高値付近である4,453円で取引を終えました。その流れは、欧州市場が始まっても引き継がれ、19:00にはユーロ圏の9月小売売上高が予想を下回る内容で伝わり、直後には影響はなかったものの、ドイツの経済指標の悪化も重なり、次第にユーロ売りが進む展開となりました。
ドル建て価格は1,731ドルを高値として安値1,702ドルまで下約30ドルの急落となり、東京市場は高値4,483円から4,387円まで約100円の急落を演じた後、4,434円まで東京朝方に戻し、4,415~4,430円あたりを行き来しております。
そもそもオバマ勝利で債券高、ロムニー勝利で株高と言われておりましたが、実際にNY株式市場のここまでの急落には驚きました。しかし、オバマ大統領の政策はそれほど株売りにつながるとは私は思えません。恐らくはロムニー氏が勝つと予想していた人々が一斉に逃げ出し、その下げの勢いでストップロスも重なり300ドル安といった大きな下げにつながったのではないかと考えております。
ロムニー氏が勝っていたとしても、財政の崖問題は必ず訪れます。また、この問題は簡単に解決できる問題ではなく、政策を実施してみてどうなるかということです。オバマ大統領は現在のブッシュ減税と言われる高所得者向けの減税もとの水準に引き上げ、キャピタルゲインの課税率を20%へ引き上げる代わりに、法人税を大きく引き下げようとしております。ロムニー氏の主張は優遇税制については見直しとしながらも、基本的には所得税・法人税減税、規制撤廃、自由競争による経済市場活性化して税収を上げることを目指しておりました。
現在ほどに過剰流動性が蔓延し、インフレ気味である貧富の差が激しいアメリカでは、自由競争による経済活性化は更に貧富の差を広げかねないため、しばらくは大きな政府による所得の再配分を進めることが良いかもしれません。なにを基準として比べるかにより若干違いも出てくると思いますが、日本などはまだまだ格差の少ない国であるとも考えられます。
最近は賃金格差などに焦点が当てられることも増えてきましたが、実際のところは中間層の減少が現在の格差社会の元凶と言えそうです。日本政府は中間層への対応をと言いながら、消費税の増税を強行採決しました。消費税や、規制によって最も苦しめられるのは大企業でもなく、富裕層でもなく、貧困層でもなく、中間層です。本来は、増税ではなく、減税、規制撤廃による自由競争を強めるべきであると思われます。そこにこそ、中間層の復活があり、日本の成長、勢い、将来性、夢といったものがあるのではないかと思います。
話が逸れました。すみません。
本日は日本の9月の貿易収支、経常収支が発表されましたが、貿易赤字が予想を上回り、経常黒字が予想を下回りました。しかし、季節要因を差し引いた値では16年ぶりの経常収支赤字1420億円ということです。もちろん、世界的な景気悪化、円高など、輸出が伸び悩んでいることも理由としてあげられますが、電力需要に伴う資源輸入コストも大きく影響していると考えられます。少ないながらも、12年度年間経常収支はもちろん2兆7214億円の大幅な黒字であり、世界的な横並びの低金利のなか、いまだ円高要因として経常黒字は健在です。
金市場にとっては、オバマ大統領の再選で更に上値余地が出てきたと考えられます。現在の下げは、株安、リスクオフによる一時的な下げであると考えられます。リスクオフという材料は長期的には、資金の逃避先として金の上昇に寄与します。長期下落要因であるアメリカの景気回復、金融緩和路線の出口戦略はまだまだ先の事となると思われます。
欧州では、ギリシャ議会で緊縮財政法案が可決されたようです。来週の財務相会合、理事会、再来週のEUサミットでは、ギリシャへの融資が決定している可能性が高まって来ました。しかし、市場の反応は薄く、いまだ信頼していないようです。
レンジを明確に上抜ける場面を待って、押し目買い継続です。
8日中国党大会、12日ユーロ圏財務相会合、13日EU財務相理事会、23、24日EU首脳会議
ファンダメンタル
ユ 9月小売売上高・前月比 前月+0.2% 予想-0.1% 結果-0.2%
独 9月鉱工業生産指数・前月比 前月-0.4% 予想-0.7% 結果-1.8%
日 9月国際収支 経常収支・億円 前月+4547 予想+7618 結果+5036
日 9月国際収支 貿易収支・億円 前月-6445 予想-4135 結果-4713
豪 10月失業率 前月5.4% 予想5.5% 結果5.4%
遠藤 豪
金
世界ETF残高 1687.73(7日)1685.09
リースレート -0.12%(7日)-0.13%
CFTC大口投機家 買越 170,222枚(30日時点) 先週 買越 182,043枚
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NY金 1714.00 -1.00 -0.06%
NYダウ 12932.73 -312.95 -2.42%
ドル円 79.98 -0.37
ユーロドル 1.2771 -0.0040
【東京市場】 2012/11/8
夜間/始値・高値・安値・終値
4,466円 4,483円 4,387円 4,418円
日中/始値・高値・安値
4,427円 4,434円 4,415円
オバマ大統領の再選がとなりましたが、金融市場全般は株式市場を筆頭に大きく下落することとなり、お祭りムードは早々に打ち消されることとなりました。
金価格は一昨日の晩の急騰時の高値4,457円をつけた後、4,409円まで調整安から始まった東京市場でしたが、オバマ大統領の再選が徐々に明確となる中、下値を切り上げその日のほぼ高値付近である4,453円で取引を終えました。その流れは、欧州市場が始まっても引き継がれ、19:00にはユーロ圏の9月小売売上高が予想を下回る内容で伝わり、直後には影響はなかったものの、ドイツの経済指標の悪化も重なり、次第にユーロ売りが進む展開となりました。
ドル建て価格は1,731ドルを高値として安値1,702ドルまで下約30ドルの急落となり、東京市場は高値4,483円から4,387円まで約100円の急落を演じた後、4,434円まで東京朝方に戻し、4,415~4,430円あたりを行き来しております。
そもそもオバマ勝利で債券高、ロムニー勝利で株高と言われておりましたが、実際にNY株式市場のここまでの急落には驚きました。しかし、オバマ大統領の政策はそれほど株売りにつながるとは私は思えません。恐らくはロムニー氏が勝つと予想していた人々が一斉に逃げ出し、その下げの勢いでストップロスも重なり300ドル安といった大きな下げにつながったのではないかと考えております。
ロムニー氏が勝っていたとしても、財政の崖問題は必ず訪れます。また、この問題は簡単に解決できる問題ではなく、政策を実施してみてどうなるかということです。オバマ大統領は現在のブッシュ減税と言われる高所得者向けの減税もとの水準に引き上げ、キャピタルゲインの課税率を20%へ引き上げる代わりに、法人税を大きく引き下げようとしております。ロムニー氏の主張は優遇税制については見直しとしながらも、基本的には所得税・法人税減税、規制撤廃、自由競争による経済市場活性化して税収を上げることを目指しておりました。
現在ほどに過剰流動性が蔓延し、インフレ気味である貧富の差が激しいアメリカでは、自由競争による経済活性化は更に貧富の差を広げかねないため、しばらくは大きな政府による所得の再配分を進めることが良いかもしれません。なにを基準として比べるかにより若干違いも出てくると思いますが、日本などはまだまだ格差の少ない国であるとも考えられます。
最近は賃金格差などに焦点が当てられることも増えてきましたが、実際のところは中間層の減少が現在の格差社会の元凶と言えそうです。日本政府は中間層への対応をと言いながら、消費税の増税を強行採決しました。消費税や、規制によって最も苦しめられるのは大企業でもなく、富裕層でもなく、貧困層でもなく、中間層です。本来は、増税ではなく、減税、規制撤廃による自由競争を強めるべきであると思われます。そこにこそ、中間層の復活があり、日本の成長、勢い、将来性、夢といったものがあるのではないかと思います。
話が逸れました。すみません。
本日は日本の9月の貿易収支、経常収支が発表されましたが、貿易赤字が予想を上回り、経常黒字が予想を下回りました。しかし、季節要因を差し引いた値では16年ぶりの経常収支赤字1420億円ということです。もちろん、世界的な景気悪化、円高など、輸出が伸び悩んでいることも理由としてあげられますが、電力需要に伴う資源輸入コストも大きく影響していると考えられます。少ないながらも、12年度年間経常収支はもちろん2兆7214億円の大幅な黒字であり、世界的な横並びの低金利のなか、いまだ円高要因として経常黒字は健在です。
金市場にとっては、オバマ大統領の再選で更に上値余地が出てきたと考えられます。現在の下げは、株安、リスクオフによる一時的な下げであると考えられます。リスクオフという材料は長期的には、資金の逃避先として金の上昇に寄与します。長期下落要因であるアメリカの景気回復、金融緩和路線の出口戦略はまだまだ先の事となると思われます。
欧州では、ギリシャ議会で緊縮財政法案が可決されたようです。来週の財務相会合、理事会、再来週のEUサミットでは、ギリシャへの融資が決定している可能性が高まって来ました。しかし、市場の反応は薄く、いまだ信頼していないようです。
レンジを明確に上抜ける場面を待って、押し目買い継続です。
8日中国党大会、12日ユーロ圏財務相会合、13日EU財務相理事会、23、24日EU首脳会議
ファンダメンタル
ユ 9月小売売上高・前月比 前月+0.2% 予想-0.1% 結果-0.2%
独 9月鉱工業生産指数・前月比 前月-0.4% 予想-0.7% 結果-1.8%
日 9月国際収支 経常収支・億円 前月+4547 予想+7618 結果+5036
日 9月国際収支 貿易収支・億円 前月-6445 予想-4135 結果-4713
豪 10月失業率 前月5.4% 予想5.5% 結果5.4%
遠藤 豪
金
世界ETF残高 1687.73(7日)1685.09
リースレート -0.12%(7日)-0.13%
CFTC大口投機家 買越 170,222枚(30日時点) 先週 買越 182,043枚
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