2012/10/11
NY金    1770.60 +5.50  0.31%
NYダウ 13326.39 -18.58 -0.14%
ユーロドル    1.2941 (09:41現在)
ドル円    78.46 (09:41現在)
東京時間 木曜夜間・金曜日中(現在)
寄り付き4,452円
17:00-22:10 4,448円~4,457円 19:25 4,458円 19:50 4,478円
21:55 4,464円 23:55 4,488円 24:50 4,461円 28:00 4,453円
9:00-4,473円

欧米市場引け後に発表されたスペインの格下げが、ロンドン時間に入り再評価されユーロ売りが進む可能性が指摘されておりましたが、意外にも東京時間での下げで、ある程度の玉整理はついている状況であったのか、リスクオフの巻き戻し相場となり、東京引けから14円高のスタートとなりました。その後、ギリシャの失業率が先月より更に悪化し25%を超える結果が伝えられましたが、19:30前後までは持ち合いの動きとなっておりました。そこから突如、円売り・ドル買い・ユーロ買いの仕掛けからリスクオフの巻き戻しが加速し、ストップロスを巻き込みながら円売り、金価格は20分前後で20円の急上昇、4,478円と2日ぶり高値をつけるに至りました。

その後は再び4,470~4,480円の持ち合いとなっておりました。21:30に発表された米国の貿易収支はほぼ予想通りであったものの、失業保険申請件数が4年8ヶ月ぶりの改善となり、リスクオフ巻き戻しのきっかけとなりました。ここ数日の下落に対して、ダウ高、ドル高、商品全般上昇となり、東京金価格は昨晩の高値4,488円まで上昇することとなりました。ところがその時点で買い戻しが一巡したとみられ反転、じわじわと上値を削る展開となり、夜間取引終了は4,465円までの下落となりました。

昨晩は、FRB、米連銀総裁の講演がいくつかありました。イエレンFRB副議長からは、金利上昇によるリスクを避けることが最重要であり、現在の金融政策をの正当性を語りました。スタイン理事は今回のQEについて、国債購入によるリスクを認めながらも、MBS(住宅ローン担保証券)購入ではインフレ抑制が可能であり、正しい決定であったことを強調しました。また、ラスキン理事からは、米国の所得格差の拡大が指摘され、雇用促進への財政政策の必要性が説かれました。

フィラデルフィア連銀総裁は雇用が緩やかに改善する見通しを示しながらも、QE(量的緩和策)による効果よりもリスクの方が大きいとの見解を示し、現時点で金融緩和策期限の目安とされております2015年半ばよりも早くに金融引き締めといった政策転換の必要性を語り、先月のFOMCでQE3反対票を投じたことを明らかにしました。同じくQE反対姿勢を続けておりますセントルイス連銀総裁は、先週改善を示した雇用統計の操作疑惑を否定し、失業率の低下、来年のGDPの伸び率が3%を上回るといった米経済の明るい見通しを示しました。

昨晩の発言は概して、QEに賛成の理事と、反対の連銀総裁といった対照的な内容でした。アメリカの金融政策に関わるメンバーが何を言おうとも、先月のFOMCでのQEは決定事項です。今後のアメリカ経済の下支えになることはもちろん、金融市場の下支え要因となることに間違いはないと思われます。

問題は、いずれ訪れるであろう経済成長が急伸する場面において、どのタイミングで金融引き締めを行うかによるハイパーインフレの回避とされております。しかし、その前提となる景気回復までには長い道のりがあり、消費の拡大、それを牽引する産業の活発化、それを促す構造改革、税制改革など難問が山積みです。よって、金価格は急激な上昇というよりも、通貨価値の希薄化をメインとした緩やかな上昇が続くものと考えております。押し目買い継続です。

12、13、14日IMF世銀総会、18、19日EU首脳会議

ファンダメンタル
豪州 9月新規雇用者数 前月-9,100人 予想+5,000人 結果+14,500人
豪州 9月失業率 前月5.1% 予想5.3% 結果5.4%
米国 新規失業保険申請件数 先週36.9万人 予想37.0万人 結果33.9万人
遠藤 豪

世界ETF残高 1690.81(11日)16991.28
リースレート -0.18%(11日)-0.20%

CFTC大口投機家 買越 208,326枚(2日時点) 先週 買越 203,896枚
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