2012/10/3
NY金    1779.80 +4.20  0.24%
NYダウ 13494.61 +12.25 0.09%
ユーロドル    1.2914 (11:01現在)
ドル円    78.47 (11:01現在)
東京時間 水曜夜間・木曜日中(現在)
4,475円~4,505円~4,484円~4,502円~4,488円~4,507円~4,522円

昨日の東京金市場は、中国、豪州の経済指標の悪化に、リスクオフ、ユーロ安、円高にやや上値を抑えられる動きとなっておりましたが、下値も固く4,450円前後の節目を下回ることなく小動きとなっておりました。欧州時間に入り、欧州のサービス業PMIが発表され、全体的に予想通りかそれ以下の数値でありユーロが下値を切り下げる中、16時過ぎから準公的機関の買い支え、中東系と見られる買い注文からユーロが急激に値を戻す場面が見られました。それに伴い、東京金も4,470円台から20円近くの上昇となりましたが、悪化しているファンダメンタルには逆らえず、再び下げることとなりました。その後は、米国ADPの民間雇用統計が予想以上の結果となったことや、ISM非製造業総合景況指数の改善からリスクオンに金融市場全体が上昇し始め、金価格もドル建て1,780ドル、東京は4,507円までと、4,400円割れの調整後の高値まで上昇する動きとなりました。

日中東京市場に入り、4,500円を挟んでの小確りの推移が続いておりましたが、11時30分からはNYダウ上昇、ドル上昇、日経平均上昇となり、リスクオン、円安ドル高がはやされ、東京金価格は4,522円まで本日の高値を更新しております。現時点で出来高は40000枚を超えておりますが、それほど大きな過熱感は感じられません。もう一段上がありそうな感じもします。

先月のFOMC以降、ユーロ圏のリスクが市場を冷やし、アメリカの改善で再び上昇するといった動きが続いております。先日のISM製造業景況指数が4ヶ月ぶりの悪化を示していたにもかかわらず、昨日の非製造業景況指数では大きく改善が見られております。また、ADPの民間雇用統計は先月の数値を下方修正しながらも、今月は予想を上回る数値でした。週末の晩に発表される政府雇用統計では非農業部門雇用者数が11万~12万人前後の増加が予想されており、失業率は変わらず8.1%~8.2%が大方の予想です。

雇用統計による金価格の値動きを考えるならば、予想通りまたは予想以上の内容が発表されれば横ばい、もしくはリスクオンで上昇するということになりそうですし、予想以下であった場合でも少しリスクオフで下げることも考えられますが、基本的にはFRBの量的緩和促進につながり急上昇の可能性も考えられます。

米国雇用統計については、どちらの材料となりましても、金売りという選択肢には勝てる可能性が低いと考えるのが順当であると思われます。

問題の欧州市場では、スペイン財務相がバッドバンク構想において、国有化された銀行の不良債権を「大幅な割引価格」にて移譲し、不良債権処理をすすめることで健全化への道筋を示しました。また、EBA(欧州銀行監督機構)は欧州の銀行に対して維持している中核的自己資本9%を継続することを示し、今年末を予定されているバーゼル3に向けての措置であるとしていますが、いまだに今後の金融ショックの可能性に強い警戒感があるという考え方もできます。

今晩は英国、EUの金融政策発表、ドラギECB総裁の会見、翌朝方には先月のFOMCの議事録内容が発表されます。明後日の政府雇用統計発表を控えてどれほどの値動きなるかどうか微妙ではありますが、ECBのできることはひと通り済んでおり現時点での進展はスペイン待ちと考えられますので、これについては大きな動きはないと思われます。FOMCの議事録については、量的緩和の正当性を計る基準として市場が今後どの指標をマークすべきかを注意してみてゆきたいと思います。

10月8日ユーロ圏財務相会合、ESM稼働? 9日財務相理事会、18、19日EU首脳会議

ファンダメンタル
中 9月非製造業PMI 前月56.3 結果53.7
豪 8月貿易収支 前月-15.3億豪ドル 予想-6.85 結果-20.27
米 ADP雇用統計 前月+18.9万人 予想+14.0万人 結果+16.2万人
米 9月ISM非製造業総合景況指数 前月53.7 予想53.4 結果55.1
遠藤 豪

世界ETF残高 1671.77(3日)1670.03
リースレート -0.20%(3日)-0.22%

CFTC大口投機家 買越 203,896枚(25日時点) 先週 買越 191,115枚
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