2012/9/25
NY金 1763.90 +1.70 0.10%
NYダウ 13457.55 -101.37 -0.75%
ユーロドル 1.2911 (10:32現在)
ドル円 77.79 (10:32現在)

東京時間 火曜夜間・水曜日中(現在)
4,437円~4,419円~4,460円~4,425円~4,409円~4,425円

昨晩も、一昨日の晩同様に持ち合い継続のつまらない相場展開となっておりました。案の定、EU関係ではドラギECB総裁、メルケル独首相から目新しい内容の発言はなく、欧州時間では4,430円前後を小さく推移しておりました。NY時間が始まると、ケース・シラー住宅価格指数は、前月、予想共に上回る結果となり、本日最も注目された米9月の消費者信頼感指数も予想を上回る7ヶ月ぶりの高水準となったことから、リスクオン、株高、ドル高で東京金は、昨日の高値4,441円を上抜き、4,460円の高値をつけるに至りました。

東京時間深夜1時のフィラデルフィア連銀総裁の講演では、今までと変わらずQE3(追加緩和)に対しては否定的な考え方を示しました。これをきっかけにして、4,450円台から4,530円台まで急落することとなりました。以降、ユーロ圏における救済基金の扱いにおいて不安視されるような内容の発言がユーロを圧迫し、金価格も4,423円まで下落して夜間取引は終了しております。

東京時間に入り、欧州不安の再燃から株安・リスクオフ・円買いへの流れで、東京金は昨日の安値4,015円を割り込み、4,009円まで下げております。またスペインでの緊縮策抗議デモが活発化していることもリスクオフの後押しとなっているようです。

昨晩の欧州では、ドラギ、メルケル両者とも経済改革に意欲的であるという内容のみ明らかにされ、肝心の欧州の銀行監督機関としてECBがどのような役割を果すかについては何も明らかになっておりません。ユンケル・ユーログループ議長がユーロ圏を守る意志を改めて強調したものの、ドイツ・オランダ・フィンランドの財務省会合ではESMは今後の問題解決の責任は追うが、今までの支援基金EFSM・EFSFなどについては別勘定であり、各国当局が責任を持つべきという今年6月に決まった内容を覆すかのような共同声明を発表しました。また、ESMによる国債購入が決定しているにもかかわらずドラギ総裁に対抗して独連銀総裁が債券購入に対する疑念を再び示したこと、からユーロが下げ足を強めております。

ギリシャやスペインといった救済を受ける側の問題だけでなく、ESMといった救済する側の問題が再燃してきております。メルケル首相、ショイブレ財務相、バイトマン連銀総裁、誰が言っていることが本当のドイツの意見なのでしょか。ドイツは来年秋には総選挙を控えており、今後は更にその見極めが難しくなると思われます。オランダ、フィンランドといった財政が健全な国との足並みを揃えることで、重債務国に対抗する団結力を高めていると考えられます。来年辺りには本当にギリシャのデフォルトがあるのではないかと考えております。

アメリカ市場は連銀総裁がなんと言おうとFOMCの決定は『QE3実施』です。ドルの希薄化は避けられません。恒久的な金上昇要因です。

今晩は、本日も日本時間深夜1時にはフィラデルフィア連銀総裁の講演、そして2時からはシカゴ連銀総裁の講演があります。若干ですが金の値動きに影響するでしょう。シカゴ連銀総裁は、FRBが更なる緩和の余地を残していると能力的な問題はクリアしているとしながらも、今後の経過を見極め縮小も打ち切りも選択肢に含まれるといった考えを先日示しております。彼はQE容認派ではありますが慎重派です。

テクニカル的には、金の出来高が非常に細っており、値幅も動きておりません。『閑散に売りなし』とは言いますが、4,400円を下抜けると一度押しが深くなってもおかしくはありません。ドル建て価格1,750ドルといったところです。非常に重要な分岐点です。昨日も書かせていただきましたが、持ち合いの時間もやや気になってきております。調整安に注意です。下げても対処できる程度の買い持ちを維持されることをお勧めいたします。

28日スペインの銀行ストレステスト
10月8日ユーロ圏財務相会合、ESM稼働? 9日財務相理事会、18、19日EU首脳会議

ファンダメンタル 
米国 9月消費者信頼感指数 前月+0.59% 予想+1.05% 結果+1.20%
   米フィラデルフィア連銀総裁 QE3には反対、雇用と経済成長に効果がない、インフレリスクが大きい
遠藤 豪

世界ETF残高 1674.46(25日)1669.88
リースレート -0.24%(25日)-0.24%

CFTC大口投機家 買越 191,115枚(18日時点) 先週 買越 182,016枚
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