2012/9/18
NY金   1768.70  +0.70  0.04%
NYダウ 13564.64  +11.54 0.09%
ユーロドル  1.3070 (13:42現在)
ドル円 79.15  (13:42現在)
東京時間 火曜夜間・水曜日中(現在)
4,458円~4,464円~4,447円~4,493円~4,461円~4,494円~4,473円~4,480円

昨晩の夜間取引は、特に大きな経済指標の発表はなく、要人発言も予定されておりませんでした。日本時間21:30~22:00にかけてアメリカのQ2(第2四半期)経常収支が発表され、昨年の第3四半期以来の低水準であったこと、そして7月の対米証券投資が予想を大きく上回る数値であったことから、その都度ドルが売られるタイミングに合わせて金価格も上昇のきっかけをつくり、商いに弾みがついた様子で4,493円までの大きな上昇となりました。

最近の原油の1バレル100ドル越えの上昇を抑制する材料として、昨日はアメリカが戦略備蓄在庫を放出の可能性を示唆したことや、生産国であるサウジアラビアが原油価格の引き下げに動く思惑から、深夜零時過ぎに原油価格が下落に転じると、円高も伴って金価格も同様に30円以上急落となり4,461円までの下げとなりました。その後は、安値待ちの買い人気に再び上昇し始め、ドル買いユーロ買い円売り、金買いの流れとなり、それまでの高値4,493円を1文上抜く4,494円までの上昇となりました。

先週末の東京夜間取引は、期待されておりましたスペイン政府の国債買い入れ申請については、特に発表されることもなく、ECBの制作委員会が無制限の国債購入プログラムに合意したことを明らかにした程度であり、サプライズはありませんでした。しかし、前日のFOMCの結果を受けリスクオンを材料としながら、ドル売り、金買いの流れは続き、開始早々に寄り付きから40円近く急騰することとなりました。

東京朝はNY引けとほぼ変らずで始まりましたが、日経新聞社が本日の日銀の金融政策決定会合で追加緩和を検討していると報じたことから、やや円が売られる場面もありましたが、株式市場の反応が今一つであり、円は再び買われており、金価格は概ね4,470円台後半での推移となっております。

アメリカ市場は先日のFOMCでの追加緩和決定で、ひとまず市場は安定的な動きとなることが考えられますが、欧州市場はいつ何時何があってもおかしくない状況であると思われます。

昨日もそうですが、スペインの国債利回りはひところの7.5%といった危険な水準からは下げておりますが、
先週の5.5%を下限として再び6%近くまで上昇し始めております。先週末のユーロ圏財務相会合においてスペインの銀行危機解決の前進が見られなかったことや、実際にスペイン政府がECBに対して支援要請を行っておらず、現時点ではせっかく用意されたESMからの1千億ユーロも要請がなければ使われることもありません。要請を行うと言う事は、厳しい支援条件を課されることとなるため、そうなればそうなったで政治家は国内世論をまとめられなくなるという、自らの政治生命も脅かされるという板挟み状態にあります。国民は、ギリシャの二の舞だけは踏みたくないという事もあり、大規模なデモが連日のように行われております。昨日のスペイン中銀の発表では、7月の融資残高に対する不良債権の割合は9.86%まで上昇しており、過去最高水準に達したようです。

また、問題の発端となったギリシャも9月23日までには1150億ユーロの歳出削減策合意を目標としているとのことです。現実問題として、緊縮財政下での経済成長率引き上げほど難しいものはなく、日本の消費税率引き上げと景気回復も矛盾するものです。ギリシャにおいても今後5年間は景気後退が予測されており、世論調査でも国民の3分の2が支援条件に反対しているとのことです。本当に支援条件を満たすことが出来るのでしょうか。もともと、財政を偽ってユーロ圏に加盟した国です。信ぴょう性に掛けます。土壇場になって酷い内情が露呈する可能性も十分に考えておく必要がありそうです。

たった今、金融政策決定会合において政策金利引据置きが決定され、資産買入れ枠を80兆円に増額することが発表されました。10兆円の増額です。これに伴い、ドル円は78.60から79.10あたりまで50銭の円安となっております。長期国債5兆円、短期国債5兆円の買い入れが決定されました。金にとっては円安、インフレともに大きな買い要因となりました。

28日スペインの銀行ストレステスト
来月8日ユーロ圏財務相会合、9日財務相理事会、18、19日EU首脳会議

ファンダメンタル 
米 Q2経常収支 前期比 前回-1336億ドル 予想-1250億ドル 結果-1174億ドル
  対米証券投資 ネットICフロー 前回151億ドル 結果737億ドル
         ネット長期TICフロー 前回93億ドル 結果275億ドル
         スイス、中国からの流入が大きい
●連銀総裁発言
  ダドリーNY連銀総裁 雇用情勢によって、資産買入れ枠を増額も減額も行う
  シカゴ連銀総裁 今回の追加緩和を全面的に賛成であり、ツイストオペも延長すべき
  ダラス連銀総裁 金融政策ではなく、財政政策の怠慢を指摘、追加緩和の効果を疑問視
豪 中銀議事録 豪州経済の停滞は中国の景気減速の影響が大きく、豪ドル高も抑制の必要性(利下げ)
遠藤 豪

世界ETF残高 1643.26(18日)1641.01
リースレート -0.19%(18日)-0.17%

CFTC大口投機家 買越 182,016枚(11日時点) 先週 買越 170,464枚

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