2012/8/27 前日
NY金 1670.70 +0.10 0.01% 1670.60
NYダウ 13157.97 +100.51 0.77% 13057.46
ユーロドル(現在) 1.2444 -0.0048 -0.38% 1.2546 (前日15:30)
ドル円 78.71 (15:59現在)
先週金曜日に行われた、メルケル独首相とギリシャ、サマラス首相との会談では、事前にも公言されておりました通り、結局はトロイカ調査団(欧州委員会、ECB、IMF)の公式発表を待つとの結論に終わったようです。お互いにギリシャのユーロ残留の重要性を認めながら、ギリシャは財政目標達成の可能性を主張しながらも、期限の延長を求めていたようですが、ドイツはそれに関して応じる発言はなかったようです。

また、土曜日に行われたオランド仏大統領とサマラス首相との会談では、意外にもフランスはギリシャを突き放すような内容となったようです。これまで、ドイツ封じ込めという大義をもとに重債務国寄りの発言を行ってきたフランスですが、ギリシャ政府は早急に問題解決を行い、より厳しい緊縮財政政策をとる必要性を強調し、また、多くの人々がギリシャへの不信と目標未達成を予想しているとしました。もしかすると、フランス政府内では、スペイン、イタリアへの救済があまりにも大きく、ギリシャを見限らざるを得ない計算・判断となったのかもしれません。

トロイカ調査団の公式発表は9月のEU財務相会合で公表とされておりますが、現時点で財政赤字削減のためには、更に60億ユーロの程度の削減が必要と言われており、これまでの財政再建計画の大幅な見直し案が出ているようです。ところが、ドイツのショイブレ財務相は、あらためてギリシャの新たな支援計画に反対しており、今年2月に決まった財政再建計画からわずか半年たらずで、泣き言を言うギリシャに対して信頼を築けないと批判したようです。

公式発表はなく、真偽のほどはわかりませんが、ECBは9月12日にドイツで行われるユーロ圏支援機構・ESMの合憲審査後の、金融市場への影響を考慮してか、最近しきりにユーロ圏各国の債券買取りに関して目標利回りの設定について検討しているとの情報が流れております。混沌としており、『金』にとっては、経済不安を材料とした買いにつながっているのでしょうか。しかし、ユーロはやや売られてきており、『ユーロ買い、金買い』といった金上昇要因とはなっておりません。

本日の金の高値更新の最大の理由としまして、やはりQE期待が続いているようです。

先週末は、バーナンキ議長から米議会監督委員会委員長の下院議員への書簡が公表され、これまでの政策を有効であったと説いたうえで、「金融状況の緩和と回復支援のためにFRBが追加緩和を実施する余地はある」との内容が、大きく取り上げられました。また、2010年のジャクソンホールでの講演でQE2(量的緩和第2弾)が示唆されたという経緯があり、今週末行われる予定の、ジャクソンホールでの講演でもQE3関連の発言が期待されていると言う事も、「1次産品買い」、『金』買いが後押しされているものと思われます。

今晩は、ドイツのIFOの経済指標以外特に目立った発表はありませんが、アメリカ、フランス、とG20議長国のメキシコとで、最近の穀物高への対処のため緊急会合の必要性について電話会議を行うようです。

QE期待は大きいです。『金』は強張っております。指数も高く、過熱気味にも感じます。買い方針ですが、急落・調整安に注意していきたいところです。

遠藤 豪


世界ETF残高 1615.38(24日)1615.23
リースレート -0.11%(24日)-0.09%

CFTC大口投機家 買越 130,684枚(21日時点) 先週 買越 114,304枚
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