2012/8/22
NY金 1640.70  +19.80  1.22%
NYダウ 13203.58 -68.06  -0.51%
ナスダック 3067.26  -8.95  -0.29%
ドル円 79.22 (11:15現在)

とうとう昨晩は1,630ドルのレンジを上抜け、6月から続く保合いレンジの高値1,640ドルまで達することとなりました。どうやらファンドの買い戻しが大量に出たようです。同じような現象としまして、ユーロが大きく買い戻されております。

先月、ユーロドルは2年ぶりの安値圏まで売られました。CME(シカゴマーカンタイル取引所)でのファンドの売りポジションは6月半ばに21万枚の売り越となり、過去最高水準にまで達しておりました。4月初めの8万枚から13万枚の売りが増えるあいだに、価格は1.31から1.24まで700pips(ドル円で言う7円)の下げとなりました。そこからさらに1.20半ばまで売られることになりますが、ファンドのポジションは手仕舞いされ、現在その売り残は先週火曜日の時点で14万枚まで減少しております。

ECB(欧州中央銀行)のスペインやイタリアへ国債買い支えが期待されており、夏休みを通して大量のユーロ売りの買い戻しが誘発されている状況です。今週末の発表では更に減少しているものと思われます。現実的にドイツ債利回りが7月12日以来初めてプラスに上昇し、ポルトガルの国債利回りが昨年5月の支援が必要となる以前の数値まで低下してきており、あえてECBが動く可能性は低いと思われますが、スパイラル的に欧州金融市場は改善されているところです。

ここから先は、期待や噂だけでなく、実際の改善された数値や政策がなければ、この巻き戻しの動きは、止まるとみて良いのではないかと考えております。

ギリシャ入りしておりましたトロイカ調査団(EU、ECB、IMF)から20億ユーロ(2000億円)の追加財政緊縮を融資の条件とされていることが明らかになりました。歳出削減期限の2年延長を求めるためギリシャのサマラス首相は、本日はユーログループ(ユーロ圏財務相会合)議長と、24日にはメルケル独首相と、25日にはオランド仏首相との会談が予定されております。具体的な内容について決定がなされることはなく、状況説明とご機嫌伺いに近いものがあり、あまり重要な材料とは思えません。しかし、欧州金融市場がやや勢いづいているところもあり、目が離せない状況ではあります。

今朝、日本の7月の貿易収支が発表され、予想を大きく下回る5174億円の大幅赤字となっており幾分円が買われましたが、基本的に貿易収支の赤字は円安材料です。しかし、世界的金融緩和において決定的な材料ともなり得ず、ドル円は保合い79.20円前後を推移しております。

東京『金』は、高値4,198円をつけ、現在4,180~4,190円で推移しております。レンジ上限です。今晩の動き次第では、負けを認めざるを得ませんが、張り付いて注視してゆこうと思います。宜しくお願い致します。

遠藤 豪


世界ETF残高 1607.84(21日)1603.49
リースレート -0.08%(21日)-0.08%

CFTC大口投機家 買越 114,304枚(14日時点) 先週 買越 115,500枚
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