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ドル円 79.16 (12:36現在)

昨晩夜間取引開始直後に安値4,050円を付けたのち、21時過ぎまで概ね4,050円台で推移しておりましたが、米7月のCPIが市場予想の前月比+0.2%を下回る±0.0%と言う事でインフレ懸念後退から追加緩和許容といった判断となり、また、その後のNY連銀製造業景況指数が昨年10月以来のマイナスとなったことで政府のてこ入れ、追加緩和といった流れからじわじわと値を上げる展開となりました。

また、昨晩は米証券取引委員会への登録ファンドの資産状況申請内容が明らかとなりました。『金』ETFでのNo1ファンドであるジョン・ポールソン氏の運用するファンドでは、昨年より減少させてきた持ち高を再び増やしていることが明らかとなり、一般大衆筋の提灯買いがいくらか価格を押し上げたようです。

ジョージ・ソロス氏も同様に『金』ETFでの持ち高を増やしておりますが、わずか2.7トンとポールソン氏の26分の一程度であり、あまり参考にはなりません。その他、著名ファンドマネージャーの運用するファンドでは、金の買い持ちを全て売却したものもいくつかありました。著名ファンドマネージャーの間でも意見が分かれる場面に入っているようです。

現在の状況から下げることなく金が上昇するとした最も確率の高いシナリオは、世界経済が更に悪化するものの、パニック的な急落とはならず、じわじわと悪化し、ある程度の限界局面まで来たときに、FRBが追加緩和に動くといったものです。経済がじわじわと悪化するうちは、金には追加緩和を期待した買いや、セーフヘブンとしての逃避の買いが入りやすくなります。その他の上昇シナリオは少し考えにくいです。

しかし、私は幾分下げシナリオのほうに分があるように考えております。世界経済が悪化する場合、じわじわという緩やかな悪化ではなく、金市場からさえも資金が流出するような悪化スピードになるのではないかと考えております。そして、その後追加緩和で急上昇です。また、もう一つの可能性として起こる可能性は低いですが、世界経済が緩やかに回復へ向かう場合も、金市場から同様に資金は流出することとなります。この場合においてのみ、大きなトレンドも下げ基調へ変化することになると思われます。

アメリカの『財政の壁』問題、ユーロの財政統合の可否、根本的な問題は山積みです。私の経験則からしますと、ほとんどの場合、壊れかけた建物をところどころ修復するよりも、一度壊してから作り直したほうが結果的に費用は少なくて済むという考え方があります。再び、リーマンの様な悪夢があるのでしょうか。

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世界ETF残高 1586.80(15日)1586.80
リースレート -0.10%(15日)-0.10%

CFTC大口投機家 買越 115,500枚(7日時点) 先週 買越 126,064枚
⇒『勝ち易きに勝つ』地場の血統