NY金 1578.90 -30.50 -1.90%
NYダウ 12772.47 -124.20 -0.96%
ナスダック 2937.33 -38.79 -1.30%
ドル円 79.65 (13:52現在)
金曜日夜間取引21:30、注目された、アメリカ雇用統計は、前日の民間ADPの雇用統計の内容が大幅に改善されていたことから市場参加者の期待は大きかったようで、市場関係者の予想平均10.0万人増から2.0万人程度少ない8.0万人増加の発表直後から、金融市場は値を崩し始めました。
前回6月1日に発表された統計では6.9万人増加と、ここ1年間で最低の数値が発表され、NYダウは300ドル近い大暴落となり、市場はこの危機的数値からQE3(量的緩和第3弾)を連想することとなりました。そして、当時5カ月ぶりの安値圏にあった金は値幅にして200円以上も急騰することとなりました。
しかし、今回は予想を下回り、大きく膨らんだ市場参加者の期待をも裏切るような形となったことから、前回ほどではなかったもののダウは120ドル安となりましたが、金は上昇どころか、急落となりました。今度は危機ではなく、失望で売られたと言う事ですが・・・。なんとも、雇用統計でのセオリーを見出すことは難しいです。この1ヶ月の間に市場参加者の心理状態も変わったと言う事なのでしょうか。相場でも『測り難きは人心』(はかりがたきはひとごころ)と言う事のなのでしょう。
さて金の値動きですが、6月の雇用統計発表後、先日のEU首脳会談後と概ね4,000円以上、4,100円台で推移してきておりましたが、ここへきて4,000円を完全に割れるのか、3度目の挑戦となってきております。NY市場は1,550ドルを割れるかどうかが一つのポイントと考えられます。
経済状態が悪化し、それが金融市場に大きく影響を及ぼす量であればすぐにでもQE3を期待する声が挙がって参りますが、それには現在でも米上院下院で大問題となっている債務上限問題が絡んできます。すでに相当量の債権を発行しているアメリカ政府は莫大な国債利回りの支払いに追われている状況です。そして、防衛費を自動的にカットする条件について、富裕層への増税など明確にしなければいけない様々な議題を抱えております。実際のところ、国債の利回り以上の経済効果がないのであれば、量的緩和をこのまま続けても意味がないわけで、むしろ一歩間違えば極端なインフレを誘発する可能性すらあるのです。私は、アメリカ経済指標が悪いからと言って、単純に金融緩和による改善は欧州同様に限界にきていると思われます。まずは、財政政策でしょう。
今後、財政政策メインで経済をけん引してゆくような形がとられるならば、物価は経済規模拡大と同じように正常に上昇する可能性があると思われます。現在の様な過剰流動性によって、相対的に物価が上昇しているものとは、わけが違います。と言う事になれば、当然、金を買う必要性は薄れて行くわけです。金のこれまでの最大上昇要因は、現在の様な不景気の状態で量的緩和を行う事による、価値の変化であったと思います。
不景気のアメリカ、ドルを増刷、ドルの価値低下、円買い、金買いとなっていたものが、不景気のアメリカ、ツイストオペ、米長期債上昇、米債買いとなってきており、これを材料とした資金は円、金には流入しにくくなってきております。そして、これが財政政策メインで景気回復路線に向かえば、アメリカ景気回復、株価上昇、景気関連物価上昇、となってくると思われます。これが良いシナリオです。悪いシナリオでは、政府の対策が決まるまで、相場は大きく下げることとなると思われます。
どちらにしましても、私は金が今後も長期的に昨年の高値を超えて上げて行くことは、無理があるのではないかと思います。アメリカがデフォルトの様な事になれば、金は本当に1万円だとかの価格もつくのかもしれませんが、その可能性はかなり低いと思いますので、しばらくは売り主体で考えて行くことが良いのではないかと考えております。
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金
世界ETF残高 1595.99(6日)1596.07
リースレート -0.11%(6日)-0.10%
CFTC大口投機家 買越 122,619枚(26日時点) 先週 買越 136,404枚
⇒『勝ち易きに勝つ』地場の血統
NYダウ 12772.47 -124.20 -0.96%
ナスダック 2937.33 -38.79 -1.30%
ドル円 79.65 (13:52現在)
金曜日夜間取引21:30、注目された、アメリカ雇用統計は、前日の民間ADPの雇用統計の内容が大幅に改善されていたことから市場参加者の期待は大きかったようで、市場関係者の予想平均10.0万人増から2.0万人程度少ない8.0万人増加の発表直後から、金融市場は値を崩し始めました。
前回6月1日に発表された統計では6.9万人増加と、ここ1年間で最低の数値が発表され、NYダウは300ドル近い大暴落となり、市場はこの危機的数値からQE3(量的緩和第3弾)を連想することとなりました。そして、当時5カ月ぶりの安値圏にあった金は値幅にして200円以上も急騰することとなりました。
しかし、今回は予想を下回り、大きく膨らんだ市場参加者の期待をも裏切るような形となったことから、前回ほどではなかったもののダウは120ドル安となりましたが、金は上昇どころか、急落となりました。今度は危機ではなく、失望で売られたと言う事ですが・・・。なんとも、雇用統計でのセオリーを見出すことは難しいです。この1ヶ月の間に市場参加者の心理状態も変わったと言う事なのでしょうか。相場でも『測り難きは人心』(はかりがたきはひとごころ)と言う事のなのでしょう。
さて金の値動きですが、6月の雇用統計発表後、先日のEU首脳会談後と概ね4,000円以上、4,100円台で推移してきておりましたが、ここへきて4,000円を完全に割れるのか、3度目の挑戦となってきております。NY市場は1,550ドルを割れるかどうかが一つのポイントと考えられます。
経済状態が悪化し、それが金融市場に大きく影響を及ぼす量であればすぐにでもQE3を期待する声が挙がって参りますが、それには現在でも米上院下院で大問題となっている債務上限問題が絡んできます。すでに相当量の債権を発行しているアメリカ政府は莫大な国債利回りの支払いに追われている状況です。そして、防衛費を自動的にカットする条件について、富裕層への増税など明確にしなければいけない様々な議題を抱えております。実際のところ、国債の利回り以上の経済効果がないのであれば、量的緩和をこのまま続けても意味がないわけで、むしろ一歩間違えば極端なインフレを誘発する可能性すらあるのです。私は、アメリカ経済指標が悪いからと言って、単純に金融緩和による改善は欧州同様に限界にきていると思われます。まずは、財政政策でしょう。
今後、財政政策メインで経済をけん引してゆくような形がとられるならば、物価は経済規模拡大と同じように正常に上昇する可能性があると思われます。現在の様な過剰流動性によって、相対的に物価が上昇しているものとは、わけが違います。と言う事になれば、当然、金を買う必要性は薄れて行くわけです。金のこれまでの最大上昇要因は、現在の様な不景気の状態で量的緩和を行う事による、価値の変化であったと思います。
不景気のアメリカ、ドルを増刷、ドルの価値低下、円買い、金買いとなっていたものが、不景気のアメリカ、ツイストオペ、米長期債上昇、米債買いとなってきており、これを材料とした資金は円、金には流入しにくくなってきております。そして、これが財政政策メインで景気回復路線に向かえば、アメリカ景気回復、株価上昇、景気関連物価上昇、となってくると思われます。これが良いシナリオです。悪いシナリオでは、政府の対策が決まるまで、相場は大きく下げることとなると思われます。
どちらにしましても、私は金が今後も長期的に昨年の高値を超えて上げて行くことは、無理があるのではないかと思います。アメリカがデフォルトの様な事になれば、金は本当に1万円だとかの価格もつくのかもしれませんが、その可能性はかなり低いと思いますので、しばらくは売り主体で考えて行くことが良いのではないかと考えております。
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金
世界ETF残高 1595.99(6日)1596.07
リースレート -0.11%(6日)-0.10%
CFTC大口投機家 買越 122,619枚(26日時点) 先週 買越 136,404枚
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