NY金 1615.80 -7.40 -0.46%
NYダウ 12824.39 -12.94 -0.10%
ナスダック 2930.45 +0.69 0.02%
ドル円 79.65 (15:19現在)

昨晩の金市場の動きは少し歪な動きでした。東京市場は完全にドルの動きに翻弄されたようで、NY市場の金市場の動きとは少しずれた値動きとなりました。NY市場は一時20ドル以上乱高下する場面がありました。東京市場はNY市場が値を上げる場面で、ドルが同時に買われる事もありより急騰となったようです。そのため東京市場は深夜1:30頃から30分で80円以上の暴騰場面がありました。

しかし、NY市場は基本的には金融緩和継続と言う事で買われたのでしょうが、それ以上にQEを期待していた筋も多かったと見られ、1,620ドル台を高値として利食い売り優勢となり再び1,600ドル近くまで値を下げました。それに伴い、東京市場は本日寄り付き後は同様にQEを期待していた向きの投げ売りからか、4,100円台を割れるところまで売られました。

その後、4,100円台をかろうじてキープしている現状です。

予想通りの結果と言えそうです。こういった場面を売買に活かすのであれば、レンジ高値付近に指値を何段階かに分けて置くような売買となります。私個人的には、思ったほど高値が出なかったことに、上値の重さを感じております。

これで、アメリカの金融緩和策に絡む材料は当分出てこないと思われます。そうなってきますと、今度は欧州です。アメリカのツイストオペ同様に今月末を境に予定しているESM(欧州安定メカニズム)が問題となってきております。

今までのEFSF(欧州金融安定ファシリティ)を合体させたような新しい基金ESMですが、7月からの運用を予定されていながら、いまだドイツ、イタリア、スペインなど数カ国が了承を表明しておりません。

例えばドイツは、全体の中で3割近い(27%)の出資額を求められており、しかも当初の設定額5000億ユーロでは足りないとの懸念が出ている中、本当に国内世論を抑えて了承が出せるのかがポイントです。根本的な解決策である財政の一本化、共有化が協議されないまま、いったいいくら出資すればよいのか、冷静に考えれば先が見えなくなります。一応、今月29日に国会にて採決を取るようです。

イタリアは、モアヴェロ欧州担当相がESMについては7月初旬というスケジュール通りに稼働できるかどうかは疑わしいとの見解を示し、期限に間に合わない可能性を示しました。イタリアは18%という大きな出資比率を持っており、それに伴う議決権も大きくイタリアの参加なくしてはESMは発足できない状況です。

2014年までの国債償還はスペインで約3450億ユーロ、イタリアで約7040億ユーロと言われております。先のEU財務相会合で決定した1000億ユーロのスペインへの支援枠で当面は十分であると言われておりますが、経済状況がさらに悪化、国債下落、利回り急騰となれば、とてもそんな額では追い付かなくなります。

欧州の問題はどこまで行ってもシステム的な問題があるため、支援策や金融政策では解決はされません。システム変更に大多数の国が反対する以上、私は、早ければユーロ崩壊は来年くらいに起こるかもしれないと考えております。その時は当然、ギリシャのユーロ離脱はもっと前に起こることになるでしょう。行くところまで行かないと、駄目なんですね。そうならない事を願ってはいますが・・・。

アメリカ経済は、少なからず欧州から影響は受けるものの、非常にスローペースではあるでしょうが内需主導型で景気回復をしてゆく可能性が高く、株価、景気関連商品は大きな下落とはならないのではないかと考えております。しかし、今回のツイストオペも含め、唯一『金』は売られやすくなると考えております。

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世界ETF残高 1601.70(20日)1601.03
リースレート -0.11%(20日)-0.09%

CFTC大口投機家 買越 132,315枚(12日時点) 先週 買越 128,864枚
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