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17日のギリシャの再選挙、19日から始まるFOMC(米連邦公開市場委員会)と非常に大きなイベントが控えております。

ギリシャの選挙につきましては全くもって不透明です。しかし、現時点ではギリシャのユーロ脱退を想定した動きとなっており、その悪影響の最たる例がスペインの金融不安です。スペインの財務相からの発言は、もうEUやECBに丸投げしてしまっているようですし、安住財務相からの発言では、ギリシャ、スペインで起きている問題解決に協力するといっていますが、ギリシャの問題は国政の問題ですし、スペインはそのあおりを受けているわけですから、実際に問題解決の協力は出来ないと思われます。結局は、危機的な状況が起こった時に協力しましょうというだけであり、昨年のギリシャ債務危機以降、何一つ根本的な解決がされないまま問題を先延ばしししてきました。昨年のギリシャショック以降、アメリカ株式市場、債券市場以外は上昇力を失ってきているように感じられます。悪性の腫瘍を切り取らず、投薬によって延命治療を行うといった事を危機の度に繰り返してきた限界が来ているように感じられます。

バブル崩壊以降の日本と同じ道をたどっているかのようです。

不安が金融市場をスパイラル的に悪化させることは皆わかっていることですので、その時その時では必ず相場は行き過ぎます。つまり、行き過ぎが出れば、いくらかその反動が出るわけであり、本当に大切なことは、大局に変化があるかと言う事です。悪性腫瘍を切り取って再生するといった、小泉劇場ではありませんが『本物の』「痛みを伴う聖域なき構造改革」が世界的に必要な時期に入っているのかもしれません。

FOMCでは、今月で終了する予定の「ツイストオペ」をどうするのか。アメリカは、もう延命治療から抜け出すことは出来ないほど、QE(量的緩和)といった麻薬漬けになっていると思われます。私はツイストオペが継続されると思います。

さて、世界が切羽詰まった状況で、金はどう動いてくるのでしょうか。まずは、雇用統計の悪化を受けて、米国債に対する不安から、金市場へ資金が流れ込みました。しかし、FRB(米連邦準備理事会)はラストリゾートとしての威信を示すしか、市場を支える術を持ち合わせておりません。再び、米国債はセーフヘブンの第一候補へとなることでしょう。その時、再び金は下値を模索する展開となるのではないかと思っております。

欧米経済の限界はいつ来るのか。日本は20年以上も低迷状態を続けております。1989年12月29日3万8957円の日経平均株価は3年後1992年9月には1万4194円まで下げましたが、アジア通貨危機、ロシア危機、ITバブル崩壊、そして、リーマンショックまでの間、上値を切り下げ、下値を切り下げてきております。日本の底値は現在からさほどないと思われますが、アメリカ、欧州はまだまだ深そうな気がしております。

追伸
先週、日本の大手商社丸紅が米穀物大手ガビロンを買収しましたが、よくニュース記事で書かれているような食糧危機が来るとは思えません。もちろん、中国の1次産品の輸入は莫大ですが、中国経済も含めたうえで世界経済が細ってゆくと考えております。

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