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目立った材料の無い中、スペイン発金融不安が独り歩きをしているような感じを受けます。まさに、金融市場独自の動きという状況で、不安心理が不安心理を呼ぶといったスパイラルにはまっている状況のような気がします。投げるファンドが投げてしまえば下げはお終いなのではないかと考えておりますが、昨日のブログで書きましたように、フラッシュクラッシュがあればそれは致し方ありあません。現在の様な心理が創り上げる相場の歪みあるからこそ、相場は儲かる人と損をする人がいるわけで、単純に電卓を弾いただけの価格推移であれば、参加者も少なく大きな儲けも損もないわけです。

あさっての19日にはスペイン国債入札があり、目先はこの結果が一つのきっかけになる可能性が高いと思われます。

こちらのブログで何度も書くようですが、スペインの経済状況が急激に悪くなったわけではなく、スペインに対して人気が無くなっているだけです。本をただせば、ユーロ圏はとっくの昔に危機的状況になっているわけでして、アメリカも同様の状況です。しかし、過去に例がないほどの金融緩和策をとり超量的緩和をおこなうことによって経済が破綻してしまう事を先送りして、景気回復への時間稼ぎをしていることは周知の事実です。

一度この超量的緩和を始めてしまえば、後戻りはできないことは各国中央銀行は百も承知であり、どんなことをしてでも金融市場にパニックを起こさせてはいけません。そんなことになれば、サブプライムショックやリーマンショックどころの騒ぎでは済まされません。この「ヘリコプターベン」と揶揄されるベン・バーナンキFRB議長の量的緩和実験が成功するのかどうかは、まだ何とも言えない状況です。

保守的な日銀はやっと先々月から量的緩和に前向きな姿勢を示しておりますが、マネーサプライは一向に増えておらず、日本の量的緩和はかなり遅れているといえます。失敗するか成功するかわからない欧米の量的緩和策を横目に、万が一の事態に日本も巻き込まれないようにするためにはどうすべきかといった観点からか、日銀はおっかなびっくり緩和を進めているのではないかと思われます。

現時点ではアメリカや欧州の量的緩和の影響から円は買われやすく貿易収支が悪化しており、経団連など経済界からの相当な圧力から渋々量的緩和へ踏み切った経緯がありますので、否が応でも量的緩和はせざるを得ないのでしょうが、欧米がうまくこの事態を乗り切った時にはあまり量的緩和を行わなかった日本は大きく溝を開けられることとなるでしょう。しかし、欧米がうまくいく保証もありません。

わたしは、欧米は今後も今まで以上に強引に自国経済を支えると考えております。とはいえ、このままバーナンキ議長や、ドラギ総裁の想定通り景気が回復しなければ、いつかは想像もつかないほどの大パニックが起こります。まだまだ大きな経済圏が破たんするような状況にはなっていないと思いますので、じっくりと底値を探りましょう。金の中長期上昇トレンドといった考え方に変化はありません。昨日の考え通りです。宜しくお願い致します。
 
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