本日も頭の整理です。昨日のこちらのブログで書かせていただきましたが、ギリシャの問題もアメリカの問題も日本の問題も、詰まるところは同じなのではないかと考えられます。

欧米での危機は単に流動性の不足から起こっているのではなく、現状の経済規模を維持しながら、信用収縮をいかに最小限に抑え、景気や国家の成長率を回復させるためにはどの様にしてゆけば良いのかといった難題を解決しようと、欧米首脳陣は無理を承知で藻掻いているがゆえに、解決が長期化しているだけと言えます。

簡単な話が、信用収縮覚悟でギリシャもポルトガルもデフォルトさせてしまえば、あとは再び信用創造してゆけば良いのですが、世界的な影響も大きく、今更なかなか踏ん切りはつかないのでしょう。相場の場合は、一度上手く行かなくなってしまったものを立て直すためには、損切りしてしまうことでほとんどの場合、改善されます。逆に悪い状況が長引けば長引くほど、更に状況が悪化する場合が多いと言えます。しかし、国はそれをつづけます。

日本政府も、結局のところ国民がお金を貸してくれているので、何とか危機にはなっておりませんが、実際の政府の財政は借金を返すために借金を繰り返しているだけであり、本当の問題である、景気回復による税収アップのための新たな構造改革を行ってゆかなければ、現在の政府保有資産さえも食いつぶしてゆくことに成りかねません。日本政府は欧米諸国よりもかなり前から、現在の欧米諸国と似たような状況にあるわけです。

現在のギリシャに対する融資も、EFSF(欧州金融安定ファシリティ)もESM(欧州安定化メカニズム)もFRBの量的緩和も、日本国債の借り換えも、時間稼ぎと言われて当たり前のことであり、本当の問題解決はとても2、3年ではできないという結論に至るわけです。日本はバブル崩壊からもうすでに20年以上の歳月が流れておりますが、いまだ財政黒字の方向性は見いだせないでおります。日本政府は国民から多額の借金がありどうしようもありませんが、国際収支は経常黒字を続けており日本といった国そのものは裕福であることが唯一の救いかもしれません。自分の資産は、自分で守らなければいけません。

現在問題となっているギリシャの債務問題だけでなく世界的な景気減速は、相当長く続くことと言う視点に立った上で、日々起こる進展、そしてその相場に対する影響を組み立てていくことが大切です。

危機的状況になれば、無理をしてでもいったんテコ入れをして、それを乗り切るときには相場ははリクスオンとして、上昇トレンドが発生しますが、根本的な解決は簡単にはなされないため、再び危機が起こり、相場は下落します。そういった意味では、現在の相場は危機的状況から、浮上したばかりの相場で、今後のテコ入れの規模によってその上昇トレンドの期間が決まりますので、その行く末を見極める場面であると思われます。大まかには、OE3や中国金融緩和が焦点となります。

プラチナはアメリカの経済指標の悪化に伴い、利食い売り先行となり若干値を下げました。もう少し安値が欲しいところですが、少しずつであれば買い下がっても良いレベル下とも思います。基本的な売買方針は変わらず、金、プラチナ共に調整安を待っております。

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海外最新値からの国内価格は?


ETF残高 1568.01(31日)1568.01
リースレート -0.28%(31日)-0.25%

CFTC大口投機家 買越 142,223枚(24日時点) 先週 買越 136,029枚
⇒『勝ち易きに勝つ』地場の血統