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昨日、米大手投資銀行JPモルガンチェースはイタリア、スペインの両国が今年の入札を乗り切るであろうとの見解を示しました。その根拠として、「国外投資家が満期債の償還金を再投資しないことを決めたとしても、両国の月ごとの追加資金需要は200億ユーロ未満であり、ECB(欧州中央銀行)が債券購入プログラムで長期債に軸足を置けば、イタリアとスペインの国内銀行が短期債を中心に買い、両国が入札を乗り切るのを助けることが出来るだろう」としました。

これは、現在行われているギリシャの債権交換におけるヘアカット率引き上げを拒否する民間金融機関の考えそのものであると思われます。そもそも、大きな経済圏としてEUはEU内で完結しているはずであり、なぜIMF(国際通貨基金)が資金を拠出しなければいけないのか。そう単純ではありませんがギリシャの財政赤字の一方で、その恩恵を受けているドイツを筆頭とした国が少なからず存在するわけです。それが、EUだけで現在の問題を解決できるはずであるとする考え方の原点です。

自国での選挙に絡む人気取りといった政治的理由から昨年末も、なかなか足並みをそろえることが出来ず、EFSF(欧州金融安定ファシリティ)やESM(欧州安定メカニズム)ではなくIMFを巻き込んだ救済策を取ろうとしております。EU圏といった親戚同士が、それぞれの家庭にいい顔をするために、赤の他人であるアメリカ、日本、中国などに負担を強いる姿勢に納得がいかず、IMFの融資枠強化方針に反対するアメリカの言い分もよくわかります。

ギリシャの債務減免協議の最終期限は今月末31日であり、ブルームバーグによればギリシャの財務相曰く民間部門から建設的な協力を得ているとして、遅延なく債務交換の合意を得られると語ったそうです。しかし、ロイター通信からはユーロ圏財務相会合において民間債権者に対して一段の譲歩を要求したものの、それは拒否されたとの情報の流れております。

ギリシャへの第2次金融支援に支障が出れば、いよいよデフォルトと言う事になりますが、前述しましたようにEU圏の問題はEU圏で解決できるはずであり、ドイツがもう少し協力的になれぼ良いのですが、そうならなくとも最後には条約改正を行ってでもECBが責任を持つという可能性が高いとされます。

これらの事を踏まえて、金、プラチナの今後の動きを想定してみます。大方の予想通り債権交換が合意されれば、現在の1次産品を中心とする上昇がしばらく続くことになりそうです。しかし万が一、月末までに合意がなされなければ、一時的にクレジットクランチを想定する向きが強まり、相場全体はマイナスに動くことと思われます。しかし、EUはここまで来てギリシャをデフォルトさせ、更なる混乱を招くわけにはいかず、何としてでもギリシャの3月の国債償還までには支援を間に合わせるのではないかと思われます。という想定から、一時的に下げた金、プラチナはぜひ買って行きたい場面であると考えておりあます。

本日も貴金属市場は力強く上昇しております。しかし、金にとって現在の4,150円から4,250円は簡単に上抜けられる価格帯ではないように考えております。一度跳ね返され、下落する場面を待ちたいと思います。一方、プラチナは年末の急落が嘘のように急反発となっております。しかし、こちらも金同様に3,800~4,000円の壁は厚いと思われます。強い相場になりつつありますが、4,000円前後では買い玉の利食い、又は新規売りといった方向でも考えてみたいと思っております。しかし、両貴金属の本命は押し目買いであると思います。

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CFTC大口投機家 買越 136,029枚(17日時点) 先週 買越 132,760枚
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