NY金 1659.90 +0.00 0.00%
NYダウ 12623.98 +45.03 0.36%
ナスダック 2788.33 +18.62 0.67%
ドル円 77.08 (12:00現在)
 

金も本日の金も完全にこう着状態にあります。アメリカの良好な経済指標、好決算、EU圏における債券市場の落ち着きなど市場が安定する中、当然セーフヘブンとして買われていた買いは鳴りを潜め、リスクオンとしての買いも価格的にこれ以上金には入りにくい状況にあるように思われます。徐々に落ち着きを取り戻しつつあるEU情勢からしますと、しばらくは今までのレンジを大きく超えるような動きにはなり難いように思います。ドル建てでは1,600~1,700ドルといった動きでしょうし、東京市場でならば3,950~4,250円といったところでしょうか。

信用危機からの金買いにつきましては、ギリシャから始まるかもしれない、ポルトガル、スペイン、イタリアへの連鎖危機が起こる可能性として、今後も十分に注意して行く必要がありますが、今年3月の多額の国債償還までは、特に大きなヤマはありません。ということになりますと、今後の金の上昇の可能性を探るうえで重要となってくるものが、過剰流動性の原因であるQEや利下げなどの金融緩和と言う事になります。

QEについて、まず本家本元であるアメリカですが、現在の上向きになりつつある経済情勢を見る限り、早急にQE3が発動される状況になるとはとても考えられません。ところが、ECB(欧州中央銀行)はEU条約上、量的緩和を行う事は許されておらず、不胎化をうたいながらもユーロ圏の国債を買い支えている現在、徐々にECBのバランスシートは膨らんできている状況です。そもそも不胎化が簡単であれば、これほど長く債務問題は続いておりません。これは実質的な量的緩和と言われても仕方ありません。

利下げにつきましては、アメリカは利下げの限界からQEといった荒業に出ている状況であり、利下げ余地はECBに残されているのみです。現在の1.00%から来月か再来月には0.75%に引き下げられる予想が多いようです。先日発表されたEUの12月のCPI(消費者物価指数)は前年比+2.7%でしたが、その数値は11月からは下落傾向にあることも利下げ観測の要因となっているようです。また、昨年末から中国は預金準備率引き下げ、マネーサプライを増加させ、大きな流動性が動き始めました。来週から旧正月入りする中国は、もしかすると本日の引け後に、更に0.5%の引き下げを発表するかもしれません。そうなれば、全商品買われることとなります。

EU絡みの緩和は金を爆発的に上昇させる性質のものでもなく、本命は中国の緩和と経済発展の加速、または可能性は低いですがアメリカのQEと言う事になりそうです。しばらくの間、金は保合いもしくはゆっくりとした上昇という考え方を結論としております。プラチナは他の景気銘柄同様にしばらく強くなる可能性が高いと考えております。

しかし、なかなかまとまりそうにないギリシャの債務減免協議、丸く収めるはずですが・・・。

⇒海外価格換算サイト

海外最新値からの国内価格は?


ETF残高 1552.59(19日)1552.60
リースレート -0.23%(18日)-0.21%

CFTC大口投機家 買越 132,760枚(10日時点) 先週 買越 130,971枚
⇒『勝ち易きに勝つ』地場の血統