本日から再開されるギリシャとIIF(国際金融協会)との債務減免(ヘアカット)についての協議に注目が集まっております。ギリシャ側の減免は75%以上をEU、ECB、IMFは提示しており、IIF側は驚愕と共にとても応じられないとしてその協議は一時中断となっていたようです。

この問題について格付け機関フィッチ・レーティングスのマネージングディレクターは、今回の協議によって現在の金融機関の自主的な債務減免を前提とした協議で減免されようと、CACs(集団的行動条件)の適用により3分の2以上の賛成で強制的に減免になろとも実質的にはデフォルトに相当するとの判断を示しました。

本来デフォルト状態のギリシャにおいて、実際にデフォルトさせないということはCDSの権利行使させることなく状況を改善させようとする方法をとっているにほかありません。実際にギリシャのデフォルトが起これば、民間の金融機関などの債権者はCDSの権利行使を行い、その損失を穴埋めすることとなります。CDSの売り手はその損失を国債の空売りで埋めることとなります。最終的にその損の引き受け手となるものは、ECBやEFSFのような公的機関ということになると考えられます。

といういことは、結局現在のように公の機関がギリシャ債を買い支えていても、電卓を弾く限りでは同じことであり、それ以外のデフォルトに伴う信用不安によって、イタリアやスペインの債券まで連鎖的に売られてしまうことのほうがより深刻な状況を招くことになると言えます。よって、恐らくは今回のギリシャ債交換の協議は、EU圏各国がそれぞれの国の金融機関の尻拭いをする形を取るのか、トロイカによるギリシャ支援額が大きくなるのかのどちらかで合意される可能性が高いと言えそうです。

どちらにしましても、ECBのバランスシートは徐々に膨らんでゆく方向にあり、本来のインフレ率を抑えるといった目的から大きく外れ、むしろインフレを進行させざるを得ない状況に陥っております。最近の中国の金融緩和路線への政策転換に加えて、今後の一次産品上昇の可能性が高まっているとも考えらます。

金、プラチナ共に戻りの時間帯にありますが、いまだ本格上昇トレンド発生とは言いがたい状態であると思われます。戻りは利食いを先行させるべきところではないかと思います。金の4,100円台、プラチナの3,800円台は上値抵抗の第一関門と考えております。

⇒海外価格換算サイト

海外最新値からの国内価格は?


ETF残高 1552.60(17日)1551.09
リースレート -0.21%(17日)-0.24%

CFTC大口投機家 買越 132,760枚(10日時点) 先週 買越 130,971枚
⇒『勝ち易きに勝つ』地場の血統