ドル円 76.70 (12:45現在)

   
先週末のS&PによるEU圏9カ国の格下げに伴って、当然のことながらEFSF(欧州金融ファシリティ)は「AAA」から一段階引き下げの「AA+」へと格下げとなりました。格下げに絡むニュースはすでに織り込み済みとして、株価が反応することはなく、GSの欧州自動車メーカーに対する上向きの予想や、フランス国債入札の好調で株価全体はしっかりとなりました。

米国市場はキング牧師生誕記念日ということで休場でした。そのため東京市場の夜間取引もほとんど動きはありませんせんでした。しかし、今朝10時の上海市場開始から金で約20円の急上昇となりました。本日は中国のGDPが発表されると言う事でその期待で買われた部分もあったようです。実際の数値は、予想わずかに上回る+8.9%となり一時期と比べやや失速しているものの、その水準は非常に高いものをキープし続けております。

東京金の日足は本日の動きも含め上昇トレンドが明確になりつつあります。しかし、週足で見る限りではいまだ上値は重く、4,150~4,250円辺りに大きな壁があるように感じます。少なくともあと1~2カ月程度の潜伏期間を経て本格的な上昇トレンドへ復帰できるかどうかであると考えております。中長期的な売買では、じっくりと安値のみを少なめのロットで買って行くことがベストではないでしょうか。

プラチナは、採掘コストの採算割れとされる1,400ドル割れに長居は出来なかったようで、先週3日間で100ドルを越える急上昇となりました。本格上昇の分かれ目は1,600ドル台に入ってからであり東京市場では4,000円を越えられるかどうかといったところです。日足で見る限りではきれいな上昇トレンドを作りつつありますので、ゴム同様に最も虐げられた銘柄としてどこまで反発できるかに期待したいところです。

金、プラチナの今後の最大の支援材料は、中国の金融緩和であり、EUやアメリカ経済が足を引っ張ることがあっても、BRICs諸国には大変大きな潜在能力があります。中国は9%近い成長率を維持しながら財政黒字を保っておりますし、やや劣るもののブラジル経済も非常に良好です。ロシア、ブラジルも財政赤字を圧縮しつつあります。基本的に、新興国の一次産品需要、そして先進国の金融緩和から抜け出せない通貨の希薄化から商品全般は上昇トレンドへの回帰の可能性は非常に高いと思われます。これ以上の利下げや量的緩和が起こらなければ、金よりもプラチナなど景気銘柄のほうが割安感が強く、買われやすくなるように思われます。

欧米の危機で価格が下がった時を狙っております。


ETF残高 1551.09(16日)1551.09
リースレート -0.24%(16日)-0.23%

CFTC大口投機家 買越 132,760枚(10日時点) 先週 買越 130,971枚
⇒『勝ち易きに勝つ』地場の血統