NY金 1612.7 +12.2(4日)
NYダウ 12418.42 +21.04(4日)
S&P500 1277.30 +0.24(4日)
ドル円 76.64(18:30)

EU圏ではイタリアの大手銀行ウニクレディトが株主割当増資の価格を権利落ち後の本来の価格から大幅にディスカウントすることを明らかにしたことから、銀行の資金調達懸念が広がり、銀行関連株は売られたようです。昨年末のECBによる資金供給オペなどがどの程度時間をかけて市場に浸透してくるかを見極める必要があり、早々にEUが危険であるという判断は下せません。非常に難しい局面であると思われます。

昨晩はEU市場がやや売られ、アメリカ市場が買われるといったここ最近のファンダメンタル通りの動きとなりました。昨日も、こちらのブログで述べさせていただきましたが、アメリカの経済指標が好調な裏にはEUの先行き不安があり、EU圏から国内に還流している資金がアメリカ経済を好転させているようです。しかし、あまりにEUが悪化しすぎれば、その影響は確実にアメリカ経済にも響いてきます。そのバランスが難しいところです。

今年は、アメリカの大統領選があります。3年前の選挙で共和党から政権を奪ったオバマ共和党は、過去のデータからしますと再選する可能性が非常に高いといわれております。しかし、アメリカの景気は少しづつ回復しつつあるように見えますがいまだ失業率は8%を超えており先進国の中では非常に高い数値です。大きな政府が続くのか、小さな政府が始まるのか。現段階の傷の癒えていないアメリカを考えるならば、もうしばらく大きな政府で、基盤をつくっていったほうが良いように私は思います。

さて、金相場は、イランの核開発疑惑に対してアメリカに続いてEU加盟国もイランの原油輸入を禁止する措置をとることで合意したことから、NY原油、ブレント原油は急騰となりました。これがイラン周辺での地政学的リスクと捉えられ、合わせて金も買われることとなったようです。最近のEU危機とは一味違う材料での上昇となりました。アメリカ、EUは、原油の輸入量が減ることから価格が上昇しておりますが、原油輸出が出来なくなったイランはその他の輸出先を探して輸出を始める可能性が高いとされております。その第一候補がアジア市場と言われております。そういったことになれば、NYやブレント原油の価格と日本の原油価格にかい離が見られるかもしれません。

テクニカル的に金相場は、長期上昇トレンド、中期下落トレンドの中、短期的には値を戻す時間帯に入っております。現在の金相場は中期下落トレンドが強く支配しているように感じられます。その為、しばらくは戻い売りとし、狙う水準としましては4,100円台前半からの段階的な売りが確率が高そうです。

プラチナは、いまだ情勢が安定しないため、今しばらくぐずつくかもしれません。


ETF残高 1551.50(4日)1551.50(3日)
リースレート -0.21%(4日)-0.21% (3日)

CFTC大口投機家 買越 130,788枚(27日時点) 先週 買越 133,936枚

⇒『勝ち易きに勝つ』地場の血統