昨晩は、ビッグイベントが2つありました。
まずは中国関連ですが、中国人民銀行は2008年以来3年ぶりの預金準備率引き下げを発表しました。準備率はは12月5日から0.5%の引き下げを予定しており、この効果は4兆円以上の金融システム内での流動性を生み出すそうです。
やはり!
といったところです。中国政府はインフレピークを今年12月と設定していたことや、ここ最近の国内の経済指標が芳しくないこと等で、早ければ来年早々に金融緩和へのかじ取りをしてくると考えておりましたが、欧米が景気回復や債務危機解決に予想以上に手間取っていることなどから、中国経済もやや抑え込まれており、前倒しして今回の引き下げに踏み切ったのではないかと思われます。
もう一つは、FRB(アメリカ)、ECB(ユーロ圏)、BOE(イギリス)、SNB(スイス)、BOC(カナダ)、そして日銀の6カ国の中央銀行が協調体制をとり、ドル資金供給の金利を50ベーシスポイント、0.5%引き下げる事になりました。今年9月には日米欧の三カ国の主要中央銀行が協調してドル資金の供給オペを固定金利無制限で行いましたが、今回はそれ以上です。
あくまで私の経験則ですが、中国が市場で動くときはいつも絶妙のタイミングであることが多いように思います。今回の預金準備率引き下げも、先進国が協調することを知ってか知らずか、中国の打算があるような気もします。
中国のニュースは、市場に対する流動性が高まることで特に商品価格は上昇しやすくなります。また、先進国の協調体制はEUだけでは心もとない現在の債務危機解決の支えとして、金融機関の資金調達がしやすくなることでデフォルトリスクが抑えられれば、いくらか時間稼ぎができます。さて、EFSFの詳細が決まり、ドル資金供給金利が引き下げられ、あとは来週9日の欧州首脳会議の財政統合の詳細が決まれば、道は見えてきます。
このようにして、欧州問題がひと段落しますと、金価格はどうなるのでしょうか。
私はやや上昇に勢いがなくなるのではないかと考えております。8月のアメリカ雇用統計の悪化からユーロ圏の債務問題にかけて金は大きく買われ、明らかに他の商品と異質の動きを見せました。その問題が落ち着けば、どちらかと言えば低迷していた景気銘柄が買い戻され、中国の金融緩和もあり、再びプチインフレともいえる1次産品の上昇が始まるのではないかと考えております。それでも、これだけの金融緩和、量的緩和が行われている以上、金を頼りにする人たちは多いと思われ、金の長期的な上昇トレンドをは維持されると思います。
金はもう少し上値での利食いを考えております。宜しくお願いたします。
金
ETF残高 1595.49(30日)1594.76
リースレート -0.45%(30日)-0.36%
CFTC大口投機家 買越 160,970枚(22日時点) 先週 買越 159,214枚
⇒『勝ち易きに勝つ』地場の血統
まずは中国関連ですが、中国人民銀行は2008年以来3年ぶりの預金準備率引き下げを発表しました。準備率はは12月5日から0.5%の引き下げを予定しており、この効果は4兆円以上の金融システム内での流動性を生み出すそうです。
やはり!
といったところです。中国政府はインフレピークを今年12月と設定していたことや、ここ最近の国内の経済指標が芳しくないこと等で、早ければ来年早々に金融緩和へのかじ取りをしてくると考えておりましたが、欧米が景気回復や債務危機解決に予想以上に手間取っていることなどから、中国経済もやや抑え込まれており、前倒しして今回の引き下げに踏み切ったのではないかと思われます。
もう一つは、FRB(アメリカ)、ECB(ユーロ圏)、BOE(イギリス)、SNB(スイス)、BOC(カナダ)、そして日銀の6カ国の中央銀行が協調体制をとり、ドル資金供給の金利を50ベーシスポイント、0.5%引き下げる事になりました。今年9月には日米欧の三カ国の主要中央銀行が協調してドル資金の供給オペを固定金利無制限で行いましたが、今回はそれ以上です。
あくまで私の経験則ですが、中国が市場で動くときはいつも絶妙のタイミングであることが多いように思います。今回の預金準備率引き下げも、先進国が協調することを知ってか知らずか、中国の打算があるような気もします。
中国のニュースは、市場に対する流動性が高まることで特に商品価格は上昇しやすくなります。また、先進国の協調体制はEUだけでは心もとない現在の債務危機解決の支えとして、金融機関の資金調達がしやすくなることでデフォルトリスクが抑えられれば、いくらか時間稼ぎができます。さて、EFSFの詳細が決まり、ドル資金供給金利が引き下げられ、あとは来週9日の欧州首脳会議の財政統合の詳細が決まれば、道は見えてきます。
このようにして、欧州問題がひと段落しますと、金価格はどうなるのでしょうか。
私はやや上昇に勢いがなくなるのではないかと考えております。8月のアメリカ雇用統計の悪化からユーロ圏の債務問題にかけて金は大きく買われ、明らかに他の商品と異質の動きを見せました。その問題が落ち着けば、どちらかと言えば低迷していた景気銘柄が買い戻され、中国の金融緩和もあり、再びプチインフレともいえる1次産品の上昇が始まるのではないかと考えております。それでも、これだけの金融緩和、量的緩和が行われている以上、金を頼りにする人たちは多いと思われ、金の長期的な上昇トレンドをは維持されると思います。
金はもう少し上値での利食いを考えております。宜しくお願いたします。
⇒海外価格換算サイト
海外最新値からの国内価格は?金
ETF残高 1595.49(30日)1594.76
リースレート -0.45%(30日)-0.36%
CFTC大口投機家 買越 160,970枚(22日時点) 先週 買越 159,214枚
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