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昨晩の欧米市場は、アメリカの消費者信頼感指数が予想を大きく上回り、2003年4月以来の伸びとなったことから株式市場筆頭に金融市場全体的にこじっかりといった状況でした。

最近何かと出番の多い格付け機関ですが、S&PがゴールドマンサックスやBOA(バンクオブアメリカ)など大手金融機関を対象として格下げを発表しました。消費者信頼感指数の上昇で市場のセンチメントが好感していたこともあり、米系金融機関は急落することもなく、前日比マイナスではあったものの1%にも満たない小幅安にとどまりました。上記の2社は「A」(シングルエー)が「A-」(エーマイナス)、シティーバンクは「A+ 」(エープラス)が「A」になっただけであり事実上全く問題はありません。

やはり、現在の注目は欧州一本に絞られており、昨晩も財務相会合が開かれておりますが、なかなか容易には事は進まないようです。EFSF(欧州金融安定ファシリティ)の機能強化と言えども、もともとの枠組みが4400億ユーロしかなく、ギリシャやポルトガルの支援で1900億ユーロほど使用しているため、残りは2500億ユーロといったところです。そもそもイタリアやスペイン救済となりますと金額が足りないといった問題があります。4400億ユーロ以上の債券枠拡大は、恐らくドイツ連邦議会の承認が得られないでしょうし、その抜け道としてレバレッジを掛けるといったような策が話し合われております。実際、EFSFの発行債券の保証についてはドイツが特に大きな責任をもつわけであり、慎重にならざるを得ない気持ちもよくわかります。

しかし、それこそイタリアやスペインが大きく傾くようなことになれば、なし崩し的に金融崩壊は波及することになり、自国経済も大きな影響を受けざるを得ません。ここで、もう一つ言えることは、ドイツの昨今の経済成長は1999年のユーロ加盟によって、強いマルクから弱いユーロを武器にした輸出業好調による景気けん引となっていますので、ドイツ実業界はユーロ圏を維持したいと考えております。そんな中、EFSFの能力拡大は承認を得ました。当初の理想の金額として1兆ユーロ規模のものを掲げておりましたが、その目標は撤回しIMFとの連携で「極めて大きなものになる」という曖昧な表現にとどまりました。

IMFといった第三者を入れることで、EU内での全加盟国の承認を得るような時間のかかることではなく今後の緊急時の支援をより素早く行うためには良い方法であると思われます。少しずつではありますが、解決に向けて進んでいるように思われます。ここへ中国の金融緩和などが重なってきますと、株式や景気銘柄の原油、白金、ゴムなどの商品も再び上昇トレンドに乗ることになると思われます。

金は、もう少し上値を待っております。利食い場面探しです。宜しくお願い致します。

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