NY金   
1702.40   +23.80    1.42%(22日)
1695.90    -6.50   -0.38%(23日)
    
NYダウ  
11493.72   -53.59   -0.46%(22日)
11257.55   -236.17   -2.05%(23日)  
     
S&P500種
1188.04    -4.94   -0.41%(22日)
1161.79   -26.25   -2.21%(23日)
      
ドル円 77.05 ( 14:00 現在)


日本は、休日明けとなりましたが、今晩からは米国市場が感謝祭入りとなり、市場はいつも以上に閑散としているようです。ここ2日間での欧米の出来事で、もっとも重要視されていた指標はアメリカのGDPやFRBの議事録公表程度のものでした。22日に発表された第三四半期のアメリカGDP改定値は速報値の2.5%を下回る2.0%であったものの、内容が良く、市場では前向きにとらえられております。また、FRBの議事録公表では、QE3を正当化する可能性を示していると言う事になりましたが、反応は薄かったようです。他には、HSBC製造業PMIといった中国の景気指数が2年8か月ぶりの数値にまで悪化したようで、長引く欧米の債務問題が中国にまで影響し始めていることを語る材料となったようです。

こういった予定されていた指標よりも、やはりEU圏の国債絡みの問題が注目されております。先日のムーディーズとS&Pに引き続き、フィッチがフランス国債に対して格付けに不安があることを示したようです。また、昨晩行われたドイツの10年債入札は過去最低の表面利率であったことで予定額に届かなかったようです。これには、単純に欧州危機が、頼みの綱であるドイツ債券にまで波及したといった考え方もできますが、私は、ユーロ共同債に反対しECBの国債購入枠を大きく広げようとしないことでフランスを含めた他のユーロ加盟国に敵視されていたり、金融規制に取り組もうとしていることでアメリカ、イギリスの反感を買っていることが、ドイツに協調体制をとらせる圧力となっているように思えてなりません。

ユーロ共同債という考え方は、一朝一夕で出来るものではないことは十分に分かっております。そもそも信用のない国がいくつ集まっても、その共同体にお金を貸す気にはなれません。対外的に、いかにその信頼を示してゆくかには、いくらか時間が掛かるでしょうが、最終的にはFRB式の金融政策をとるしか方法はないように思われます。それが、現在の資本主義の世界を築いた戦後の経済、金融の中枢の考え方であるからだと思われます。お金がなければ、作ればよいといったことです。あとは政府がその価値をコントロールすればよいといった事なのでしょう。民主主義と言えども資本主義は支配者層と被支配者層に分かれます。細かい話はまた別に機会に・・・。

さて、先週末から今週火曜日にかけてのファンド勢の手仕舞い売りは、落ち着き始め、じわじわと実需・現物系の買いが値を固め始めております。夏までの安値での強烈な需要でなないようですが、しっかりと食指は動き始めているようです。基本的に、日本は勤労感謝の日、アメリカは感謝祭と休日続きであり、今週は閑散として当然です。金に対する売買方針は変わっておりません。宜しくお願い致します。

追伸
本日、中国人民銀行は一部の銀行に対して預金準備率の引き下げを始めたようです。金融引き締め路線で、ソフトランディングを行ってきた中国ですが、先日政府見解で12月を国内のインフレピークとみていることを表明しておりましたので、来年早々から中国の金融緩和を予想してきました。ところが、はやくもその兆しが出始めているものと考えられます。欧米がもう少しはやく立ち直ることを想定していたと思われる中国も、このまま引締めを行っていると自国が欧米同様のハードランディングになりかねない可能性も出てきており、中国の方向転換は、やや痺れを切らした形で行われ始めた様に思われます。

独自路線での成長戦略を持つ中国は、まさに世界覇権に向けて動き始めたように感じられます。欧米市場での需要減退やリセッションから商品価格はここ数カ月、右肩下がりの様相を呈してまいりましたが、今後は中国といった巨大市場が活気づいてくるようですと、再び景気銘柄の上昇トレンドが発生する可能性も十分に考えられます。受け渡しなどに絡む場面では、需給環境からは切っても切り離せないものの、私個人的には現在の商品市場は需給環境での価格変動よりも、金融情勢による価格変動のほうが大きいように感じております。そのため、中国での金融緩和は実需面だけでなく、金融面でも大きく商品価格の上昇に影響するのではないかと考えております。

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海外最新値からの国内価格は?


ETF残高 1595.73(23日)1591.78
リースレート -0.34%(23日)-0.31%
CFTC大口投機家 買越 159,214枚(15日) 先週 買越 155,707枚

⇒『勝ち易きに勝つ』地場の血統