NY金   1678.60   -46.50   -2.70%
NYダウ   11547.31   -248.85   -2.11%
S&P500種   1192.98   -22.67   -1.86%
ドル円 76.95 ( 14:00 現在)

昨晩の欧米の株式市場は2%を超える大幅安となりました。決定的な材料がない中、欧米債務問題の明るい見通しが立てられないことで、売り優勢の状況が続いております。いくつか悪い材料がでており、そのことでストップロスも含めた売りが大きく値を沈める要因となったようです。

欧州ではムーディーズがフランスの抱えるPIIGS関連の債権の多くがフランスの金融機関などにダメージを与える可能性から、先行きを不安視しており、現在の最高格付けを失う可能性を示しました。また、アメリカでは1兆2000億ドルの財政赤字削減策の超党派での話し合いが成立合意できませんでした。このままゆきますと、2013年1月以降の歳出に関して、自動的に削減が行われることとなります。

富裕層向けの歳出削減と同じ扱いで、社会保障(メディケアなど)の社会的弱者のための歳出まで自動的に削減されてしまう事は、日本など比べ物にならないほどはっきりとした格差社会であるアメリカでは重大問題です。富裕層寄りの共和党は2012年末に終了予定であるブッシュ減税(高所得者減税)の延長を成立の引き合いに出しておりますが、民主党は、課税所得が年間25万ドル(1950万円)を超える世帯に対しては高めの税率を要求しております。ちなみに民主党の言う高所得者への税率引き上げが実現すれば、今後10年間で8000億ドルの赤字削減(目標の66%)が達成できるようです。皆、自分の都合ばかりです。しかし、国が傾きかけている現在、誰もが我慢をせざるを得ません。生死にかかわらず我慢が出来るのは、富裕層かと・・・。

これといった材料がなく、株式市場が大きく値を崩しましたが、金価格も同様にこれといった材料もなく、ファンド系の資金の流出、現金化の流れで大台1700ドルを割り込むこととなりました。9月の調整局面以降1700ドル以上では実需、現物関連の買い物は減っておりましたが、ここからは再びその需要は高まりそうです。

CFTCによれば、先々週8日から先週15日までの1週間での買い越しの減少が9月の急落時以来最大の減少率であったようです。リセッションによる原材料需要減少見通しがファンドの買い越し減少を指摘されておりますが、9月は急落による損切手仕舞いによる減少、今回は価格が上昇していた時の減少であり、リセッションというよりも相場の動きによるものが強いのではないかと思います。一般的な机上の論理ではなかなかわかり難いかもしれませんが、これだけ先の見通しが立てにくい状況においては、短期間でころころと変わるファンダメンタルに重きを置いて売買は行いません。ファンダメンタル重視であれば、もっと根幹的なものを据えてじっくりと売買を行っているものです。

東京金は、昨晩前日比120円安の場面まで下落しました。想定していました調整でしたので、第2弾の買い場面とさせていただきました。10:30頃に介入騒ぎがあり、76.95円あたりから40銭ほど急騰となり、金価格も一気に上昇し始め、ドル円が77.10円まで下げてきているにもかかわらず、金価格は上昇に弾みがついております。4,000円を割れるような状況ではないと考えておりますが、その時は撤退も必要かと思います。宜しくお願い致します。

⇒海外価格換算サイト

海外最新値からの国内価格は?


ETF残高 1589.68(19日)1591.49
リースレート -0.30%(19日)-0.30%
CFTC大口投機家 買越 159,214枚(15日) 先週 買越 155,707枚

⇒『勝ち易きに勝つ』地場の血統