欧米の株式市場は、総じて下落となりました。欧州ではイタリアの債券利回りが大幅に上昇してきており、イタリア5年債利回りはユーロ導入の1999年以降最高値にまで上げてきております。先週の欧州サミットできまったEFSF(欧州金融ファシリティ)の前進を再び不透明にする形となりました。

また、NY株式市場は267ドル安。節目となる12,000ドルを割り込み11,955ドルとなりました。金融大手のMFグローバルが連邦破産法を申請したことで株価急落となりました。金融会社の破綻ということで、リーマンブラザーズを彷彿させるところもありますが、同社は四半期決算が赤字となり株価は先週3分の1まで下落し、社債もジャンク扱いとなっておりましたので、破綻はある程度予想されたものでした。また、その負債額(債務は最大で5000万ドルとされています)もリーマンほど巨大なものではないため、収拾の見通しとなっております。一時的な下落要因となりそうです。この度の欧州危機での債券下落が同社の破たんの最大の原因となりました。

金市場はNY株式市場下落に対して、リスク回避から下落となり、再び、株式と同調した動きを見せております。また東京金とは反対に、NY金はドル高でも大きく下落することとなりました。

また、温家宝首相から不動産市場に関する引締め政策堅持が表明され、中国国内では不動産、銀行株式が売られました。世界的には建設に関わる一次産品の需要減退を材料に商品市場全般、鉄鋼、鉱山関係株が売られ、金価格も少なからず圧迫されたようです。

昨日の介入規模は5兆円とも6兆円とも言われ、過去最大規模の可能性があるようです。昨日のブログにも書かせて頂きましたが、ほんとうに無駄な事です。アメリカでQE3の可能性がある限り、量的緩和には量的緩和しか通用しません。簡単な事なのです。なので、財務省は本当に円高を阻止したいのではなく、何か別の意図があるものと思われても仕方ありません。過去全てにおいて単独介入は円高阻止できていないことも事実です。

金についての戦略は中長期買い方針ですが、調整安を待ちたい場面です。少なくとも4,250円以下に下がってから行動を起こしたいと思います。

⇒『勝ち易きに勝つ』地場の血統


ETF残高 1541.97(31日)1541.97
リースレート -0.23%(31日)-0.22%
CFTC大口投機家 買越 129,721枚(25日) 先週 買越 126,978枚