欧州の債務問題の解決に向けて期待が集まるG20が15日土曜日までつづくなか、週末の欧州、NY市場はEU圏での国債急落となったものの、アメリカでの9月の小売売上高が予想を上回ったことや、グーグルの好決算などを材料に株式市場は上昇することとなりました。

ECBのトリシェ総裁は、G20の会見でEFSF(欧州金融安定ファシリティ)が承認されたものの、今まで通りECBのユーロの政府債の債権買入れプログラムを続け金融の安定の確保を待つことを示しました。また、今回のギリシャのようなことが欧州全体を不安定にする影響を最小限にとどめるための、EU条約の改定の必要性を感じているようです。

これは、PIIGS切捨てへの序章なのかもしれません。今まで私はアイルランドもギリシャもデフォルトを起こす可能性はあるものの、その可能性は非常に低いという考えのもと戦略を立ててまいりました。なぜならば、EUのどの国がデフォルトを引き起こしたとしても、比較的健全な財政状態にあるドイツでさえ多大な影響を受けるたため、是が非でもデフォルトをさせない方向で行くのであろうと考えてまいりました。

国の成り立ち、文化も教育も違う国が一つの経済圏で互いに支え合うことは非常に難しいことであると言う事が、今回とてもはっきりとしました。ジョンレノンの『Imagine』のような考え方は一つの理想として非常に尊い思想であるとは思います。しかし、現実はなかなか簡単にはそれを実現、継続させてくれません。だから、人類は悩み各分野の進歩がなされてきたのでしょう。

話をもどしまして、PIIGSの切捨ては、のちのち現実となってゆくと思われますが、経済ではない違った形での不安定な状況を生むかもしれません。どの国もそうですが、国民一人一人が不安を抱えて生きるのではなく、自律した考え方を持って生きてゆけるようになれば良いと思います。

G20では結局明確な内容に進展はなく予定通り23日の欧州サミットでの結論となりました。

金に関しましては、テクニカル要因が好転してきております。私の判断では今週4,100円を大きく割り込むことがないようであれば、下落トレンドに転換していた短期トレンドが再び上昇トレンドへ回復したと判断してもよい状況であると考えております。今までの上値抵抗帯であった4,100~4,150円辺りが下値支持帯と考えられますので、そのあたりの価格帯に入ってくるような場面では、こつことと買い拾って行ってもよいのではないかと考えております。

プラチナに関しましては、いまだ割安感が非常に強く、少なくとも1,650ドル~1,750ドルあたりまでの回復があっても良さそうに思います。株価の上昇、原油の上昇なども一つのファンダメンタル要因としてよく比較しておくことも良いと思います。徐々に金、白金の鞘も縮まってゆくのではないかと考えております。

⇒『勝ち易きに勝つ』地場の血統


ETF残高 1527.15(14日)1528.00
リースレート -0.25%(14日)-0.25%
CFTC大口投機家 買越 134,502枚(11日) 先週 買越 133,156枚