昨日公表されたギリシャの2012年予算案は、今年度のGDP成長率を-5.5%、来年2012年を-2.5%と、7月の第2次ギリシャ支援策決定時とは大幅に食い違ってきている数値となりました。また今回ギリシャ政府はIMFやUEと合意した財政赤字の削減目標を達成できないことを明らかにしました。

そのためEU圏、NYの株式市場は銀行株中心に大きく売られることとなり、大平均は258ドル安の10,655ドルで取引を終えました。

ギリシャのデフォルト回避に向けて、IMF、ECB、欧州委員会は様々な方法を模索しているものの、市場参加者の大半はデフォルトによる金融危機が起こる可能性が高いと判断しているようです。次回のギリシャ向け融資の決定も先送りされております。

しかし、ギリシャのデフォルトが現実に起こればどうなるでしょうか。債券を多く抱えているフランスだけでなく、ドイツもイギリスも国を揺るがす大惨事になることは明白です。恐らくですが、経済的優位な加盟国は、支援される側との明確な優劣関係、権限の拡大といったものを引き換えに駆け引きをしているのではないかと思います。救済される加盟国は、そういった権限を受け入れてまで復興する意思があるのかどうかと言う事になるのではないかと思います。

ここまで来て、ウルトラCが出てくることは考えにくく、いかにして市場の不安を鎮火させ、希望の持てる道筋を提示できるかといった地道なものが、解決策になってゆくものと思われます。

そんな中でも、ギリシャのデフォルトの可能性は十分にあります。その時は、現時点で少し買い越しになっている金に関しても、いくらか損切という形で撤退しなければいけない場面となります。

仮にデフォルトが決定的とならなくとも、現在の緊張状態が続くことで鬱積した市場参加者の不安心理が破裂する可能性もあり、今一度のセリングクライマックスがあるのかもしれません。要注意です。

非常に難しい局面です。守り主体で対処してゆきたいと思います。

⇒『勝ち易きに勝つ』地場の血統


ETF残高 1532.72(3日) 1532.41
リースレート -0.29%(3日) -0.28%
CFTC大口投機家 買越 127,801枚(27日) 先週 買越 150,529枚