昨晩のNY市場は、新規失業保険申請件数やGDPの速報値などの経済指標が前回以上、予想以上に良い結果となったことや、懸念されておりましたドイツ議会での欧州金融安定化ファシリティ拡充案の可決が、株式市場の下支えとなり、11,000ドルを維持し前日比143.08ドル高の11,153.98ドルで取引を終えました。

とはいえ、この程度の上昇であったことから考えますと、市場参加者はいまだEUを信用できないままであることが読み取れます。

金市場は、現在のところ金融不安に対する逃避先としてではなく、一つの投資商品としての一面が強まっており、先月、今月の初旬とは反対に市場の安定化が上昇、安定材料となっております。

ここ数日理屈のない相場の動きであると何度もお話しさせて頂きましたが、現在のような場面で理屈を探して相場をしようとすると、売ったり買ったり忙しくなってしまい、ますます訳が分からなくなって、市場に参加できなくなります。

いつもいつも市場に理由などありません。

理由をしっかりともって行う売買もあれば、「なんとなくこの辺りを買ってみたい」といったような売買もあると思います。

相場は人の気、つまり人気で動きます。理屈がある人気もあれば、なんとなくといった人気もあると思います。こんなことを言ってしまえば、いい加減な印象をお持ちになれる方もいらっしゃるかもしれませんが、そうではありません。

ファンダメンタルで反応している相場、市場参加者の不安心理で反応している相場など様々な場面をしっかりと区別し、とらえられるかが重要です。そこは、私の信条の一つでもあります、『相場で儲けるならば先を予想するよりも、現在を正確に認識する』ということにもつながります。

相場は簡単ではありません。しかし、損をする人もいれば、毎年、毎年儲ける人もおります。

さて、本日の東京金もNY同様に皆売買は手控え、閑散とした状態であり、大きな動きはありません。ここ1、2週間は何度も足踏みをして地面を固め、次のジャンプへの準備期間と考えて良いのではないかと思っております。しかし、枚数は控えめに・・・。

⇒『勝ち易きに勝つ』地場の血統


ETF残高 1532.41(29日) 1543.13
リースレート -0.27%(29日) -0.31%
CFTC大口投機家 買越 150,529枚(20日) 先週 買越 168,847枚