昨日のNY市場は、株高、金高といった珍しい動きとなりました。ここ最近のドタバタがひと段落といったところで、株式が「投げたら終い」といわれるように、急激な投げ売りのあとの戻りに入って当然の状況であるのはわかりますが、金までもが高いのはなんだか違和感を感じます。

材料としましては、金同様に逃避先として大量の資金が流れ込んでいたスイスフラン高に対抗するため、中央銀行が目標値を導入する可能性が取り沙汰され、スイスフランが急落しました。そして流出した資金がゴールドへ流れているという事です。もしそれが材料であるならば、この急騰劇はしばらくして落ち着くのではないかと思います。

今後の金価格を判断するうえで、世界経済の流れを大まかにでも把握しておかなければいけません。

中期、短期的にどのような動きになるのか。どのようなシナリオが想定できるかですが、アメリカ、EUともに財政問題に対して緊迫感は先週よりは幾分和らいてきております。いまだ今後の具体的な景気回復へ向けての道筋は見えておらず、不安心理は市場に残っておりますが、当面の山場は越えたとみております。

すると、昨日のようなフランがらみの急騰のような外部要因を除き、金を取り巻く材料は曖昧なまま進んでいくのではないかと考えております。突発的に、大きなことが起これば、いつでも金は大暴騰するポテンシャルを秘めておりますが、曖昧なまま進めるしか政府は手の打ちようがないと思われます。

曖昧なまま、景気回復に向けての時間稼ぎとなれば、中期、短期的に、金はだらだらと下げてゆくのではないかと考えております。あくまで中期、短期です。

長期上昇トレンドは変わりようがない状況にあると思います。

プラチナは金と全く逆の見方をしております。曖昧なままの景気回復が、じわじわとプラチナ価格を上げてゆくと思われますが、突発的な財政不安、金融不安が起これば、いつでも急落の可能性があるとも想定しております。

何度も『曖昧』という言葉を使いましたが、本当にそんな雰囲気を感じます。こんな状況の時が、相場は一番難しいです。まずは、じっくり様子を伺う事だと思います。慌てて行動しないことが、今は大事なのではないかと逸る気持ちを抑えております。

⇒『勝ち易きに勝つ』地場の血統


ETF残高 1563.84(13日) 1563.84

リースレート -0.14%(13日)-0.13%

CFTC大口投機家 買越 203,573枚(9日) 先週 買越 247,175枚