第二には

『情報力』


情報は、圧倒的に商社、ファンドが有利で、一般のお客さんは誰にでも公表されている媒体でしか得られない分、不利であるといえる。

ここまでは、誰しも当たり前の事として思われていることだと思う。

そしてもう一つ、商社、ファンドが大変に有利なことがある。

兵力と似て非なる部分だが、『統率力』だと思う。

「赤信号みんなで渡れば恐くない」ではないが、一般のお客さんの動きは、相場のうねりに対して比較的、従順というか、素直な反応をする。そんななかで、相場には急所と呼ばれるところがあるのだが、その急所は押し切るべきところであったり、引くべきところであったりする。

まさに、そういった急所でそれぞれのお客さんが違った動き方をするのである。ということは、どういうことが起こるかといえば、買い方、売り方として構えている陣形が大きく崩れるのである。

前に述べたが、値段がついている以上売り方と買い方の力は均衡状態にあるといえる。その、均衡が崩れやすいかどうかという戦術の弱さが露呈する場合がある。それは『統率力』のない、一般大衆玉といわれるゆえんとも言える。

それにひきかえ、商社、ファンドはどうかといえば、大きな一個の団体が同じ動きをする。急所できっちりと同じ動きをする。攻めるところは攻めきる。引くところは引ききる。要は『統率力』の違いが明暗を分ける場合が多い。

ファンドは、強い。

それを、どのように利用するか・・・

現代の商品相場の課題である。