長らくお待たせいたしました。
色々と環境の変化があり、12月の更新からかなりの歳月が経ってしまいましたが、ようやく落ち着きましたので、時間の許す限り私の相場観や日々の思いを書きつづって行きたいと思います。
さて、近頃の相場を一言で言えばいえば、『大衆向けの相場』と言うことができると思います。これは、どういうことかと言いますと、相場は買う人と売る人がいて成り立っています。そのなかで、往々にして一般投資家とプロが逆の立場になる場合が多いのです。
ここ2ヶ月ほどの間、プロが全くといって良いほど儲かっていません。一部うまく泳いでいる人もいるでしょうが私の知る限りでは見せ場のない状況が続いていると思います。
つまりは、一般投資家、大衆筋と言われる人たちが儲かっている状況が見て取れます。
相場的には、どういう状況かといえば、しっかりとした足取りの相場が出ていないといえます。
特に穀物関連の商品がひどく、天候に一喜一憂し、買っては投げ、売っては踏みの繰り返しになっていると思います。元来天候相場とは天候に一喜一憂するのは当たり前なのでしょうが、とうもろこしで約1,000円前後の上下動は玄人泣かせの相場と言えます。
なぜなら、本来、保ち合いであればせいぜい500円程度の動きであり、ひとたび相場がそれ以上どちらかに振れると3,000~6,000円の値動きが期待でき、玄人は流れにどんどん着いて行きます。しかし、一般大衆はどうかといえば、ひとたび相場が動き始めると上げて行けば天井探し、下げて行けば底探しを始めます。天井や底を自分で決めたがるのです。
買っても買っても下がって行き、売っても売っても上がって行き、とうとうお金が続かなくなり手仕舞いすれば相場が自分の思惑通りに動き始めるのです。こういった経験は誰しも持っていると思います。これが、一般投資家、大衆筋のもっとも多い負け方といえると思います。
しかし、現在は天井と決め付けたところから相場は下がり、底と決め付けたところから上がっているのです。まさに、大衆向けと言えます。
ただ、幾分工業品関係は違う足取りですが、多かれ少なかれ崩れかかったところを買い、上に走り始めたところを売れば儲かるような動きです。本日の金やゴムなんかも、そういった状況だったと思います。
知れば知るほど難しくなる相場道ですが、勝てる確立は必ず上がってゆきます。がんばりましょう。
本日の相場観
貴金属 全銘柄のなかで金がもっとも環境の良い銘柄だと思います。本日も買い。白金はETF上場という大きな材料が引き続き値段を上へ向かせやすい働きをすると思いますが、若干人気が強すぎるところが気になります。もう少し押すのかもしれません。待って買ってみたいと思います。
石油 ガソリンはNY市場での需給ひっ迫感で上値志向にあると思います。しかし、中心となる原油の動きは今ひとつはっきりとしない、保ち合いの状況。東京市場でも、ファンドの一手買いが相場を重くしている。もう少し様子を見て将来的には買ってみたいと思います。
穀物 天候相場の行く末は未だ雲の中といったところで、はっきりしない。需給関係を言えば、コーンの買い、大豆の売りとなるのであろうが、作付けがもう少し進んだ5月中旬あたりから仕掛けても良いのではないかと思います。
ゴム テクニカル的に少し大きく値を崩しているが、中長期の流れは変わっていないものと思われます。高値でのファンドの買った玉は解消され、大衆筋の売り因果玉が残っている形なので、再び動き出す流れはファンダメンタルに基づくと思われます。今日も買ってみたいところでした。
ソフト アラビカは完全に材料不足だと思います。今年は、裏作で生産量も減り、在庫も歴史的な低水準にあるにもかかわらず、底なし沼であるかのようにジリジリ下がっています。ただ、NY市場は未だ押し目買いの意識が強くもう少し下で投げモノを確認したいところです。東京は人気も取組もなく少し下げ止まるような雰囲気は見受けられます。個人的には、大量売りを抱えている商社勢も利食いたいのではないかと思わせる動きを感じます。買ってみたいです。
粗糖はファンダメンタル、罫線、取組と何を見ても買い目はないように思います。戻り売りの姿勢に変化はありません。