実弟が突然亡くなり、奥さんも気が動転していたのだろう。
コロナ禍、年末も重なり、どのような形で見送るべきなのか弟の奥さんが決めたのが火葬式。
コロナ禍により簡素化、年末により火葬場の確保、家族だけの見送りなど通常心配しなくてもいいようなことが解決しなければならなかった。
火葬場は隣の市町村で対応してくれることになり、火葬の時間を最優先させなければならなかった。
居住地の火葬場だと1月4日以降になり、遺体を6日間も安置させなければならず、傷むことを懸念した。
そもそも、私も含め菩提寺をもっていないので戒名がもらえない。宗派が決まらないとそもそも戒名は発生しないのである。
では、俗名でお送りすることが可能なのか知識がなかったが、俗名でお経をいただくことは可能であった為、火葬前にお経をいただいた。
通夜、葬儀、告別式、戒名もすべて行わず、納棺と火葬でお送りすることになった。
通常の火葬式ではお経も無いようだ。
永大供養塔にするのか、共同墓地にするのか決めてから、葬儀と告別式をあげ、納骨するときに戒名していただくことにした。
一般的に、亡くなった時に葬儀から告別式まで行い、四十九日のタイミングで納骨をすることが当たり前とされてきたが
時代の変化とともにいろんな形が出てきて、生活様式に合わせ故人と向き合える時代になってきた。
本当に考えさせられた葬儀方式であった。