私はバレーボールが好きだ。
好きな理由は競技性にある。
スポーツ全般にいえる事ではあるが、攻守の切り替えが早くもない、遅くもない。だからわくわくする。
サッカーやバスケットボールなどのインターセプトは観客が一番興奮するところだ。
海外出張先でも休日を見つけては試合を見に行く。
中国やドイツは楽しい。
しかし、最近のバレーボール会場に行くと、身内で楽しんでいるように思え、観客のことなど無視に近い。
エスコートキッズ等、他競技と比較しても子供達に笑顔が全くない。
協会関係者に交じって、金銭を出さずに入場してくるセコイやつもいる。
恐らく、協会のお偉いさんだと思うが、観客より前で観戦している。
他の競技ではあまり見ない光景である。
確かに勝ち負けの真剣勝負直前で集中しているとは思うが、ファンサービスをするべきだと感じる。
ファンサービスとは何か?
顧客が望むことは何かなのです。
競技特性が楽しくて観戦するファン。
華麗なプレーに酔いしれるファン。
高さやパワーの迫力に魅力を感じているファン。
始球式などと称してサーブを打たせる場面があるが、そんなのファンは喜んでいない。コートに入ってレシーブやブロックを体感させたほうがリピート率は高くなる。
バレーボール界のマーケティングは素人だ。
私もアイデアを某地方のバレーボール協会の方に話しをしたことがあり返答はこうだ
「うちの県の協会役員は学校の先生と役所の人ばかりでイノベーションという言葉が通じない」と。
いまの日本のバレーボール界そのものだ。