16日、スポット金は下落してから上昇に転じ、
最後はほぼ横這いとなった。
アジア時間と欧州時間、
金価格は保ちあいながら下落した。
ニューヨーク時間に入ると、
米国が発表した6月小売売上高は弱い内容となったことで、
米連邦準備理事会(FRB)が近くQE3(量的緩和第3弾)を
実施するとの観測が誘発され、
米商務省が発表した6月の小売売上高は前月比0.5%減となった。
予想は0.2%増であった。
予想を下回った小売データから、
米景気の回復が力不足となっていることが見られ、
QE3観測が強まった。

  

 さらに、
米海軍がアラブ首長国連邦の沖合で、
近付いてきた小型船に発砲したとの報道を
きっかけに金のヘッジ需要が高まった。

 悪材料では、
米ニューヨーク連銀が16日発表した7月の
ニューヨーク州製造業業況指数は7.39と、
市場予想の5.00を上回った。



 中国の経済成長鈍化が銅の需要見通しを
圧迫したことから、
16日の銅価格は小幅に下落した。

 ドルが下落に転じたことで
銅価格の下げ幅を抑制した。
投資家は、バーナンキ米FRB議長が国会で行う
半期に一度の証言に関心を集めている。

 市場では、証言でQE3を示唆する期待が広がっている。
また、ゴールドマン・サックスは依然として銅などの
金属価格に楽観的な見方を示している。



 複数の支援材料を受け、
16日のNYMEX原油先物は引続き大幅高となった。

 中国の温家宝首相が、
経済困難は暫く続く可能性があると示したことで、
同国が新たな経済刺激策を打ち出す観測が高まった。

 それに、投資家は、
バーナンキ米FRB議長の国会証言に対して楽観的な見方を示し、
FRBが近く新たな措置を講じる期待が高まっている。

 また、地政学的リスクも高くなった。
報道によると、米海軍がアラブ首長国連邦の沖合で、
近付いてきた小型船に発砲した。
 これは、
イランと欧米諸国間の緊張関係に関連しているかという憶測があったが、
その後、今回の小型船の事故はインドの漁師であったと報道された。。