バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長は18日、
下院金融委員会で半期に一度の金融政策報告を行った際に、
新たな経済刺激策を打ち出すとの
明確な発言はしなかった。

バーナンキ議長は、FRBは米景気回復を
加速するために努力するが、
金融政策が「万能薬」でないことを念頭に置くことが重要であり、
政府各部門の協力が必要とされるとの見解を示した。

FRBが追加緩和策を打ち出す期待が広がっていたが、
いつ実施するかは依然不透明である。
不安心理で多くの投資家はロングポジションを決済したため、
金価格が下落展開となった。
同時に、米不動産データが強い内容となったことで
更にQE3(量的緩和第3弾)観測を圧迫した。

  


米商務省が同日発表した
6月の住宅着工件数は76.0万戸(季節調整済み)と、
市場予想の74.3戸を上回ったほか、
2008年10月以来約3年ぶりの高水準に達した。

但し、FRBが午後に発表した
地区連銀経済報告(ベージュブック)では、
米経済成長が6月から7月初めにかけて鈍化してる。


 
 米不動産データが引続き改善していることが
市場の信頼感を高めたことで、
18日のCOMEX銅先物は株式市場につられて上昇した。

 米6月の住宅着工件数は2008年10月以来の高水準を記録した。
米不動産が穏やかに回復していることを示し、
米景気回復にとって重要なことである。
このデータを受け、
銅の需要見通しに対する楽観的な見方が広がっていた。

 また、バーナンキ議長は下院金融委員会で証言を行った際、
米経済が「二番底」に入らず、
安定成長を続けるとの見方を出したことも銅価格を支援した。

 但し、欧州債務危機に対する懸念が上げ幅を抑制した。



 地政学的リスクが引続き原油相場に影響を与えているため、
18日のNYMEX原油先物は再度上昇して、
6営業日連続で陽線で引けた。

 パネッタ米国防長官が、
イランがホルムズ海峡を封鎖した場合は
軍事行動も辞さない方針を示した。

 これでイラン情勢がより緊張状態となり、
原油価格は支援されて続伸した。

 同時に、シリアの首都ダマスカスにある治安本部で自爆攻撃があり、
ラジハ国防相とアサド大統領の義兄のシャウカト副国防相、
トルクマニ元国防相らが死亡した。

 但し、米エネルギー情報局(EIA)が公表した
13日までの週間石油統計で、
原油在庫は80万バレル減と、
市場予想の110万バレル減を下回ったことが原油相場の悪材料となった。

 最終的には、当日のNYMEX原油先物8月限は
前日比0.78ドル(0.88%)高の89.84ドル、
同9月限は0.81ドル(0.91%)高の
90.16ドルで取引を終了した。

  

 米中西部は50年以上で最悪の干ばつに見舞われ、
米大豆が供給不足となる懸念から、
18日の大豆先物は大幅に上昇した。


さて、現在の建値は、655。
どうなる事やら・・・・。