米連邦準備理事会(FRB)、
英中銀(BOE)と欧州中銀(ECB)の
金融政策会合を控え、
市場は慎重な姿勢を続け、
アジア時間と欧州時間では、
スポット金は保ちあいながら下落し、
ニューヨーク時間に入ると、
金価格は底打ち後反発し、最後ほぼ横ばいとなった。

 FRBが今回の金融政策会合で
QE3(量的緩和第3弾)を打ち出さないとの観測から、
ドルが強含み展開となり、
それにしたがってスポット金は押し下げられた。
但し、欧州債務危機が若干緩和したことで、
金価格の下げ幅が抑制された。

  

 一方、イタリアがこの日発行した10年債の
平均利回りは6%を割り込み、
投資家のユーロ圏に対する信頼感が回復していることが示された。

また、ETF分野の世界最大手SPDR Gold Trustが
発表した27日までの金保有高は3.92トン減の1,248.61トンとなった。



  世界の経済成長鈍化に対する懸念から、
30日のCOMEX銅先物は下げ幅を見せた。

ニューヨーク時間序盤、
銅価格は株式市場につられて上昇したが、
その後に株式市場が下落に転じ、
銅価格は引っ張られて下落した。

 同時に、ドルがリスク通貨に対して上昇したこと
も銅相場の圧迫材料となった。

 また、世界的な銅需要が充分であることも銅価格を圧迫した。

世界最大の銅生産国であるチリが公表したデータによると、
同国が今年前半の銅生産高は前年同期比2.5%増の264.4272万トンとなった。



 FRBとECBが
今回の金融政策決定会合で
追加経済刺激策を打ち出せないとの懸念から、
30日のNYMEX原油先物は小幅に下落した。

 今週、欧米両中銀が金融政策決定会合を開く予定である。

 市場では、両中銀が今回大規模の経済刺激策を
実施する可能性が低い観測が広がったことで、
避難通貨のドルに買いが出て、
原油価格が押し下げられた。

 一方、先週の米原油在庫が予想外に増加したことも、
米経済回復の不透明感を高めた。

 また、欧米による制裁でイランからの供給が減少したほか、
アンゴラやサウジアラビアからの供給も減ったことから、
7月の石油輸出国機構(OPEC)の産油量は
更に反落する見通しである。