「欧州時間午後になると、
米国から発表された3月個人支出と
3月PCEデフレーターが市場予想を
下回る結果となったことを受け、
米国の経済先行きに対する懸念が誘発された。

 だが、米経済指標の軟化を手がかりに、
米連邦準備理事会(FRB)が量的緩和第3弾(QE3)を
実施するとの観測が一層強まる。

 
 4月30日、ロンドン金属取引所(LME)の銅在庫減少を好感し、
銅先物価格は386.05セントまで上がり、
約1ヶ月ぶりの高値を更新した。

ただし、世界経済の先行きと銅需要見通しへの懸念が高まり、
利益確定の売りが出たことから、
銅相場は高値から反落した。

LMEの銅在庫は4月30日に6,800トン減少の
241,550トンとなり、2008年11月以来の低水準をつけた。

  

 世界原油供給が潤沢なことや、
ユーロ圏と米国の経済見通しが不透明としていることを背景に、
原油需要をめぐる懸念が根強いことから、
4月30日の欧州時間には、原油先物価格は大幅な下げを見せた。

だが、弱い米消費支出データを受け、
FRBが景気刺激のためにQE3を打ち出すとの見方が浮上し、
原油相場は反発に転じて下げ幅を取り戻した。

4月30日に公表された調査によると、
石油輸出国機構(OPEC)加盟12カ国の4月産油量は
日量平均3,175万バレルと、
3月の修正値となる3,132万バレルを上回った。

イランの原油生産高が20年ぶりの低水準まで減少したものの、
イラク、サウジアラビアとリビアの原油生産高の増加は
イランによる窓を埋めた。

4月のOPEC総産油量は2008年9月以来の高水準を更新した。」