先週末16日のNY株式市場は、
買い優勢で始まりましたが欧州懸念が上値を圧迫し、
前日終値付近で取引を終了しました。

 イタリア議会がモンティ内閣を信任したことや、
ドイツの2012年予算が成立する見通しとなったことから
為替市場でユーロに買い戻しが入り、
ここ最近ユーロ相場との連動性が
強まっているNY株も買い優勢でスタート。

米議会が予算案で合意し、
予算空白による政府機関の閉鎖を
回避できたことも市場に一定の安心感を与え、上昇しました。

 しかし、格付け会社のフィッチ・レーティングスが、
スペインやイタリアなどユーロ圏6カ国の
格付けを引き下げ方向で見直すと発表したことで
欧州に対する警戒感が改めて強まり相場は上げ幅を縮小し、
前日終値付近でもみ合う展開となりました。

欧州からの国際通貨基金(IMF)への融資に関して期日とされる
19日までに合意をえられないとの懸念が広がったことも相場を圧迫しました。

 ただし、売り叩くような動きは見られず、
週末を控え持ち高を一方に傾けにくいこともあって
終値(指数)では小幅な変動にとどまりました。
尚、この日はメジャーSQにあたる
「クアドルプル・ウイッチング」であったため出来高は高水準でした。


 NY原油先物は3日続落で、
約1カ月半ぶりの安値水準。終値ベースで5カ月ぶりの
安値水準にまで下落していた

金先物は、この日は値ごろ感からの買いが入り
5日ぶりに反発しました。 


 週末のNY市場の円相場は、
対ドルで1ドル=77円70~80銭、
対ユーロは1ユーロ=101円40~104円50銭と
ほぼ横ばいで推移しています。

 NY金価格は、
前日比20.7ドル高の
1トロイオンス=1597.9ドルと5日ぶりに上昇しています。
前日に終値ベースで7月12日以来、
約5ヵ月ぶりの安値水準となったことで、
売られすぎとの見方が強まり買いが入っています。

 NY原油は3日連続安。
前日比0.34ドル安の1バレル=93.53ドル
と11月2日以来、約1ヵ月半ぶりの安値水準となっています。
ユーロ圏諸国の国債格下げ懸念など、
欧州債務問題の深刻化を背景に、
運用リスクが相対的に高いとされる原油に売りが出ています。


 今週の主な国内経済指標・行事は、
20日(火)は日銀金融政策決定会合(~21日)、
11月のコンビニエンスストア売上高。
21日(水)は11月の貿易統計。
22日(木)は白川日銀総裁の講演(日本経団連会館)、
12月の日銀金融経済月報などが予定されています。

 海外では、今晩は12月の米NAHB住宅市場指数。
20日(火)は11月の米住宅着工件数。
21日(水)は欧州中央銀行(ECB)理事会(~22日)、
11月の米中古住宅販売。
22日(木)は7~9月期米GDP確報値、
10月のFHFA米住宅価格指数、
11月の米景気先行指数(コンファレンス・ボード)。
23日(金)は11月の米耐久財受注、
11月の米新築1戸建て住宅販売件数の発表などが予定されています。


 格付け会社フィッチがイタリアなど
ユーロ圏6ヶ国の国債を格下げ方向で見直すと
発表したことを嫌気して週末のNYダウは軟調。

昼休みに北朝鮮の金正日総書記死去と報じられる
と朝鮮半島情勢など地政学的リスクを
警戒する動きからお隣の韓国株が急落。

その後、韓国市場が下げ渋ると不安心理は落ち着き、
引けにかけてはやや下げ幅縮小となっています。 

  また、北朝鮮の金正日総書記の死亡報道を
受けて有事を意識しての防衛関連の一角が上昇。

ちなみに、建値は、今現在の計算で611です。
今の所、動きは鈍いようですね。