「LME前半はスト要因で上昇の銅に牽引されて全面高の展開だったが
期待されていた6月の米雇用統計の結果が
1万8000人の増加と事前予想の12万5000人増を大幅に
下回ったこと
で米景気の減速懸念がまたぞろ再燃、後半は値を落とした。

この当たり前の結果に市場は売り一色となり欧米株
コモディティーが売られる一方で安全資産の金
スイスフランが買い進まれた。
 

 銅はチリCODELCO所有の鉱山(Andinq、Elteniente、chuqikamata)
での来週月曜からのスト入り公算が濃厚となっていることが相場をフォロー。

また厳しい寒さも生産障害の一因になっている。

CODELCOは毎年170万トンの銅地金を世界に供給している。

スト継続中のインドネシア・グラスベルグ鉱山FreePort社に
使われている労働者はストライキを18日まで延長することを組合側が宣言。

現地8日に会社側と組合側とで会談がもたれたが決裂した模様。
同鉱山のスト4日の月曜日から行われている。

グラスベルグは世界第2位の銅鉱山。



 ゴールドマンサックスとモルガンスタンリーは銅相場の先行きをBULLとみており
その理由として世界一の銅消費国である中国が現在の在庫を使いきり
再び輸入が大幅に増加する、という読み。



 8日の米株は3日ぶりに反落。
米労働省の6月の雇用統計で
非農業部門の雇用者数が前月比1万8000人増と
増加幅が10万人以上と見込んでいた市場予想を大幅に下回った。
ある意味で納得の結果ではあるが
過大な期待をもっていたアメリカンヘッジファンダーの方々はわかりやすく売りに転じ
相場を押し下げ。
もっとも、前日まで約2カ月ぶりの高値をつけていたこともあり
自作自演の利益確定狙いの売りも多く見られた。




 原油、6月の米雇用統計に対する失望感需要減少懸念を背景に売りこまれた。



 金銀は続伸。
三度びの米景気減速懸念が金という安全資産の買いを再び強めることとなり上昇。」