12日、京王ズHD <3731> は、10年10月期第2四半期連結業績の上方修正を発表した。これが好感され、買いが殺到している。

 売上高は、前第2四半期実績は63億7900万円であったものが、付帯サービスやアフィリエイト等の提供による対応に努めたものの、移動体通信事業における平均単価の下落等により58億円(従来予想は64億円)に下方修正した。

 しかし、店舗管理システム導入により在庫効率が改善したこと等により移動体通信事業の利益は当初計画通り確保できている。また、テレマーケティング事業における事業所の集約効果等による発生コストの改善、及び一人当たり生産性の向上により損益改善が当初計画以上に進んだことにより、前第2四半期のテレマーケティング事業部営業損益は8400万円の赤字であったものが、当第2四半期においては黒字化となる。

 このため、グループ営業利益については従来の1億7000万円を2億6400万円へ、経常利益は同1億6000万円を2億3500万円へ、四半期純利益は同1億5000万円を2億2500万円へ、それぞれ上方修正した。

 なお、マーケティング事業を含む全事業が損益黒字体質となっている。10年10月期の通期業績予想については、現在の景気動向の先行きは依然不透明であり、新規事業への参入も検討中であるため、変更していない。(編集担当:山田一)



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