【レトロゲ】 ハイパースポーツ  【MSX】 | コマンタレヴの懐古蟲

コマンタレヴの懐古蟲

かつて新しいもの好きだった私が、そのスピードについて行けず、
「あれは良かった、これは良かった」などと過去を美化し始めた…。

そんなオッサンの物語。

今回はコチラ。



コマンタレヴの懐古蟲

ハイパースポーツです。


そして、そのシリーズの中でも、特に印象に残ったのが

ハイパースポーツ2です。


このシリーズはハイパーオリンピックという

競技の中でも、華やかな陸上競技がとりあげられた、

名作スポーツゲームの続編であります。


ハイパーオリンピックもそれはそれで、

色々と思い出もあります。


ゲームセンターでは、筺体に

「コスリ禁止」の張り紙があったり、

友人宅でも、プレイ禁止命令が出るほどの、

コントローラーブレイカーでした。


まさに連打狂時代の幕開けは

このゲームのような気もします。


そして、このハイパースポーツ2では、

若干、連射よりもタイミング重視のゲームとなりました。



コマンタレヴの懐古蟲 コマンタレヴの懐古蟲

しかしそれがまた熱い!クレー射撃では

友人の亀井君とは、

お互いパーフェクトで譲らないほどやり込み、

当時、実際の競技でも、

的が動くと思い込んでいたアーチェリー。

強風が吹いても読みはバッチリです。


しかし、勝負を分けた競技があります。それは、

重量挙げです。



コマンタレヴの懐古蟲

ようは連射なんですが、私は当時MSXの

ゲームパッドをもっておらず、ジョイスティックしかありませんでした。

(※飛行機の操縦桿みたいなヤツ)


しかも連打するのは、ボタンではなく「→」キーでした。


なので、キーボードで連打するのですが、

とにかく連打に向いてない作りなわけです。


亀井君は手堅くノルマをこなしていきます。

負けたくない私は、もっとも重いヘビー級を選択します。


ちょっとやそっとの連射じゃピクリとも動きません。

そこで、やってしまうのです。

禁断のコスリ連射を。


キーの角がゴリゴリ指に当たるのも気にせず、強くコスリます。

そして!難攻不落だったヘビー級を持ち上げたのです。




















コマンタレヴの懐古蟲

ま、こうなりますよね。


私は一時の勝利を得、

永遠に選手生命を絶たれる事になったのです。




しばらくして、友人の根鈴君に、このソフトを貸したのですが

学校に来た時、彼の指も私と同じようになっていました。


わかる、わかるよ俺には!他人には理解されない

男のプライドってやつだよなぁ!