【職パー】 職業:エスパー になろうと思う。 【第0念】 | コマンタレヴの懐古蟲

コマンタレヴの懐古蟲

かつて新しいもの好きだった私が、そのスピードについて行けず、
「あれは良かった、これは良かった」などと過去を美化し始めた…。

そんなオッサンの物語。

この世界には、百獣の王を目指す男がいる。

はたまた、霊長類最強と呼ばれる女性もいる。


彼らはその身体能力のみならず、とても輝いているように見える。


…それにひきかえ私はどうだ。


なんと、か弱い!

なんと、脆い存在なんだ!


もっと強くなりたい!もっと輝きたい!

だが、なにも努力せずなれるはずはない。


ならば、トレーニングを始めよう。そう思ったのである。


しかしだ、私の体は走るという

基本運動すらままならず、

頭脳は、最近病院で問診票を書いたら、いい大人が

ほとんどひらがなで書くという有様。


そこで思いついたのは、

超能力トレーニングである。


超能力トレーニング、と言えば、そう、これだ。



コマンタレヴの懐古蟲

マインドシーカーである。


知らない方のために少し説明しておこう。


これは、1989年にファミコンで発売された「超能力育成ソフト」だ。

裏技やテクニックなど存在しない。

クリアするためには、「念動力」「透視能力」「予知能力」が必要とされる。


私は中学生の頃、このソフトに出会ったが、

この一言で片付けた。


「アホか」


結局、ほとんどさわる事なく、しまわれたのだった。


…が、しかしだ。

もし、このソフトを真剣にやっていたら、どうなっていたのか?

スプーンの一つでも曲げられたかもしれない。

それを25年の時を超え、やってみようというのである。




さて、ここで問題なのは、

もしかしたら、私が

すでに超能力者である可能性もある。


今の私の潜在能力を測るため、次の方法で確かめてみようと思う。


これだ。



コマンタレヴの懐古蟲

とにかく「当たった自分」をイメージし数字を選んでみた。


イメージは完璧だったが、売り場で財布を開いたら

一気に現実に引き戻されるという

アクシデントはあったが、今の私の全力を注いだ。



結果はまだわからないが、当然これは、ハズレるだろう。


しかし、ここから私の超能力修行は始まるのである。




※期間は半年間。

 一切ふざけずマインドシーカーに従います。

 修行の成果は2~3週間に一回発表しようと思います。