24年度一月二週現在、初売りとばかりにセリが大盛況ですね。
●GIレース回顧
12/2 2歳牝馬クイーン 1600m 16頭 2歳牝
2歳女王を決める一戦。下馬評ではキャラのアヤエイジアが一倍台の人気。続いて快速馬ゲドウプロキオン(しょん)。
レースはコホモホモン(ヤンキー)がハナを切る形。23年度から参入したオーナーの期待を背に逃げます。
好位の2番手にゲドウプロキオン。ほぼ同じ位置にアイリスワルツ(しょうぶ)。
アヤエイジアは中団やや前目に位置して、残り600へ。
逃げるコホモホモンを交わして先頭に立ったのはゲドウプロキオン。
後続を一気に引き離したいところですが、思うように脚が伸びません。
300まで粘ったものの、外からやってきたカツラギヤコ(キャラ)が先頭に。
内からはマンマルパイン(こぽっち)、アヤエイジアが迫るも先頭の脚は衰えずにゴールイン。
最速の上がりタイムをマークしたユイチロオータム産駒のカツラギヤコが牝馬クイーンを制しました。
2着はマンマルパイン。ユイチロヤエヤマ産駒で、距離が伸びて面白そう。
アヤエイジアは3着。距離不安のゲドウプロキオンは4着に終わりました。
出馬表 全着順
12/3 2歳牡馬チャンプ 1600m 16頭 2歳牡
一番人気はおさ牧場産のアメ(ザッタ)。ウルトラニュー(OBC)、デデルワンダ(フロッピー)あたりも好オッズを示しています。
全体的にオッズはややばらけ気味。波乱もあるか。
レースで好スタートを切ったのはソーカイ(レジェンド)。それを交わしてノールックレッズ(AFO)。
さらにアメが行く気を見せてハナの奪い合いに。展開はハイペースとなります。
残り600でアメが早くもノウガミネウロ(キャラ)に先頭を譲り、さらに残り500でソーカイが前に出ます。
ソーカイ、決して爽快な脚は繰り出せませんでしたが、後続も消耗して脚がありませんでした。(失礼)
二番手ノウガミネウロに3/4馬身の差をつけてゴールイン。
キチクチュンリム×ハッスルドリームという血統で、通算3勝目(重賞初勝利)。
接戦の2着以下は3着にワンワンクラブ(OBC)が。これまで6戦、常に好走する馬です。
4着にキチクレグルス(しょん)。5着ウルトラニュー。
出馬表 全着順
12/4 OBCグランプリ 2000m 16頭立て
23年度も総決算グランプリがやってきました。
全出走馬16頭のうちGI馬はなんと10頭。GI2着馬も2頭が出走と、豪華なメンバーが揃いました。
その中で一番人気に推されたのはエンプレス杯馬オッサークローソー(おさ)。近走は2着が続いているがここはどうか。
同じ古馬牝馬からはリモネン(民明書房)も高い支持を集めています。
2番人気には古馬を抑えて、今年のクラシック二冠馬コンポジット(そっく)。相当な能力の高さが窺えます。
古馬牡馬勢ではマイル適性も示したアルティオリ(よしとみ)、ドリームGPとOBCクラシックを制したデデニンジン(フロッピー)が印を集めています。
ゲートが開いて、果敢に行くのはフールワンダー。SPの高さから先行指示でもハナを奪うことがしばしば。
続いて秋華賞馬キセキレイ(シートン)と、3歳牝馬が先導する形になりました。
3番手集団の前につけるのはコンポジット。続いてヤムチャ(キャラ)、アルティオリ。
それから一馬身ほど離れてリモネンとオッサークローソー。デデニンジンはいつも通り後方から。
残り600でフールワンダーはもう一杯か。コンポジットが先頭に変わる勢いで迫り、500で前に出ます。
マイペースで脚を溜めながら好位につけていたコンポジット、後続は追いつきそうにありません。
良い脚色を見せるのはオッサークローソーただ一頭。この二頭が抜け出します。
コンポジットが粘るも残り300でオッサークローソーが先頭に。大勢そのままゴールイン。
「最強牝馬」とオーナーが称すオッサークローソーがグランプリを制しました。
半馬身差で敗れたコンポジット。しかし3歳馬ながらこの内容は末恐ろしいものがあります。
24年度の中長距離戦線はこの2頭が主役となることは間違いないでしょう。
3着に突っ込んだのはアイラーズサイド(AFO)。初の2000mで好成績を残しました。
4着は4歳牝馬カレーパン(あひるの隊長)。OP一勝馬ながら並居る強豪相手に大善戦。
なんとか入着したデデニンジン。展開も向かなかったが衰えが目立ってきたか。
このレースでアルティオリ、リモネン、ツキミウドン(うどん)が引退。繁殖入りしました。
出馬表 全着順
●重賞回顧
12/1 G2 ステイヤーズS 3600m 16頭立て
1 パリトキシン 民明書房
2 リガープリンセス OBC
3 ミツビシ ザッタ
春にOP入りしてから長距離重賞を2勝していた4歳馬パリトキシンが勢いのままにGII制覇。5月に行われるOBCディスタンスの有力候補へと名乗り出た。ファンクルフランの引退レース(ウメモドキS)で華々しく勝利した実力はまだまだ未知数。
リガープリンセスは12年度OBC女王杯馬ヒグマの娘。前走タスマニアSに続く2着。
3着は6歳馬ミツビシ。往年の力は衰えてきたものの、クラシックTR(4着)に続く好走はさすが。
12/3 G2 OBC牝馬S 1600m 16頭立て 牝馬限定
1 レトロシグマ OBC
2 デシヴァーゲン 弟子
3 サドラーズゲル レジェンド
OBC馬のレトロシグマがボンタン杯に続いて重賞2勝目。スロージョーロー産駒ながら前走スプリンターズSで4着に入るなど、スピードも十分。実は4歳末のこのレースまで掲示板を一度しか外したことのない馬。
デシヴァーゲンは前走マイルCSに続いて2着。重賞3勝目を逃したものの、安定感が光る。
3着は5番人気サドラーズゲル。今年のオークス馬の意地を見せた。
12/4 G3 2歳チャレンジ 2000m 8頭立て
1 ネームコンコルド OBC
2 マイケルパラドクス OBC
3 リースオペラ OBC
能力上位と見られるOBC馬が揃って上位を占めた。
一番人気のネームコンコルドが重賞初勝利。裏街道を進んだものの能力はトップクラスか。
2着マイケルパラドクス、3着に入った牝馬リースオペラらも24年度クラシックを賑わす存在になりそうだ。
12/4 G3 裏グランプリ 1800m 16頭立て
1 エオジノフィル 民明書房
2 スフォルツァート クーポン
3 オサムビンラディン おさ
勝ったのは格上挑戦のエオジノフィル。名牝シルデナフィルの初仔にして重賞馬に。今後も期待が持てる。
ダービー、菊花賞2着馬のスフォルツァートが続き3歳馬のワンツー。
古馬最先着は3着のオサムビンラディン。
●OP・条件戦ピックアップ(筆者の都合により1000万下とOPのみ)
12/1 3歳以上1600万下 2400m 12頭立て
上位コメをもらっていた3歳牝馬のティスシェス(騎馬海)が圧倒的一番人気に応えてOP入り。
道中離れた最後方から全馬を豪快に差しきった。晩成血統なだけに今後が楽しみな一頭。
12/1 OP セキチクS 1600m 16頭立て
4歳牝馬のイッセイ(モナ)がOP初勝利。昨年の2歳牡馬チャンプ2着馬コテツは4着。
12/2 3歳以上1600万下 1000m 12頭立て
圧倒的一番人気に応えたのは3歳牝馬アルプスアイラー(AFO)。23年度は僅か3戦ながら3連勝。
24年度のスプリント戦線を賑わしてくれるだろう。
12/2 OP クリック杯
期待の大器レッズショット(AFO)が出走も3着に。勝ったのはネオビームス(ボルジア)
●新種牡馬紹介
24年度の春から種付けが開始される新種牡馬を紹介。
○ファンクルフラン(準急・ラドクリフ級・晩成)
GI9連勝を記録した「怪物」。ディスタンス3連覇等の輝かしい成績を残した。
全盛期にはまるっきり他馬を寄せ付けない強さを見せる。
スーパークリックの正統後継種牡馬として、かかる期待は大きい。
通算成績27戦18勝
主な勝鞍:OBCディスタンス(3勝)、ドリームGP、OBCクラシック、OBCグランプリ(各2勝)
初年度種付け料900 クーポン牧場繋養
○アルティオリ(特急・市民ランナー・早熟)
2、3、4歳時にそれぞれGIを制した実力馬。
GI3勝に終わったが展開不向きなレースが多く、二倍勝っていてもおかしくなかった。
リーズナブルな値段からも、今年度の人気種牡馬となること間違いなし。
通算成績22戦6勝 主な勝鞍:2歳牡馬チャンプ、ダービー、SPマイル
初年度種付け料300 よしとみ牧場繋養
○リカルド(特急・一般人・晩成)
5歳時に短距離GIを2勝。2000m以上の距離もこなせる万能型。
サブパラも良好なため、オーナー孝行の産駒が多く出そう。
通算成績33戦11勝 主な勝鞍:SPスプリント、マイルCS
初年度種付け料200 現役時所属厩舎:キャラ
○ユイチロカミオオカ(新幹線・中年親父・晩成)
モモピーチジョン、ミズヒナタと共に古馬短距離路線で3強を形成。
種牡馬界でのライバルは類似血統のネオボナフェか。
通産成績34戦6勝 主な勝鞍:スプリンターズS
初年度種付け料100 湯一路牧場繋養
○クリリン(特急・一般人・早熟)
2歳チャンプもダービー2着後は苦戦続き。短距離路線で夢を見ました。
超早熟ではなかったことがメリットとなるのかどうか。
通産成績26戦4勝 主な勝鞍:2歳牡馬チャンプ
初年度種付け料100 現役時所属厩舎:キャラ