ユーリは、カメラを取り出し、乱闘を撮ろうとする。

恋人は撮るのを止めさせようとするが、
ユーリは構わず撮影を続ける。

カメラが回っているのに気付いた若者が、
ユーリに迫って来る。

恋人が間に入るが、彼は若者達に取り囲まれ、
殴る、蹴るの暴行を受け死亡。

ユーリは、自分の取った行動で、
恋人を死なせてしまったという罪悪感から
逃れられない。

段々、食料雑貨店の一隅にいる占星術師を頼るようになる。

占星術により、もし自分が違う行動を取っていれば、
どうなったかという事が体験出来る世界(ifiの世界)
に入ってしまう。

結局、ユーリは自分の命と引き換えに、
恋人を生き返らせる方法を取る。

過去の映像が出て、恋人が殴打された後、
ユーリの胸に銃弾が当たり、ユーリは倒れる。

舞台の真ん中に六角形のスクリーンがあり、
スクリーンの向こう側では、
恋人が息を吹き返し、ベッドから起き上がる。

スクリーンのこちら側では、
食料雑貨店でユーリが忙しく動いて
カメラを回している。

この辺から頭が混乱してきた。

スクリーンの向こう側が現実で、
こちら側はifiの世界なのか。

ifiの世界にも、現実と同じ食料雑貨店があるのか。

それとも、スクリーンの向こうもこちらも
現実なのか。

他にも分からない所があって、
考えている内に別のシーンになっていた。

私には一寸難しい作品だった。

…次回に続く。