「ねぇ、眞子・・・・・こういう夢みるのって、欲求不満かなぁ・・・・・・」
彼氏と別れて1年過ぎた友達が言う。
男とホテルに行っちゃう夢。
眞子はホテルに行く夢は見ないけど、抱かれたいって夢は何度も見るよ。
会いたい人に逢う夢ね。
逆夢になったらって思うと、会えなくなりそうで怖いけど。
夢の続き・・・・・これは願望
手をつないで一緒に行く先は、二人になれる場所。
何も気にしないで、二人になれる場所。
アナタはエレベーターに乗った瞬間、やっと抱き締めてくれる。
顔を見て、唇をくれる。
交わす言葉は何もないのに、唇から全部伝わってくる。
「会いたかった」「久しぶり」「早く抱きたい」
男性が言ってくれる「抱きたい」って言葉は、体に響く。
言葉でも、文字でも、唇からも感じる気持ち。
求められたいって気持ちは、女なら誰でも持つんじゃないだろうか。
大好きな人から求められることの幸せ。
部屋のソファに座ったら、もどかしいくらいの気持ちをぶつけて欲しい。
頭の先から足の先まで、アナタで満たしたい。
抱き締められたときに感じる、アナタの香り。
胸いっぱいに吸い込んでみる。
アナタはその間に、ゆっくりと私の服を脱がせてる。
首筋に這う舌の動きに、体がどんどん反応していくのがわかる。
「ん・・・・・はぁぅ・・・・・・・」
唇が肩に到達すると、体の芯から溶けていくのがわかる。
肩を抱かれると、頭の中で何も考えられなくなる。
「脱いで・・・・・」
すでに主導権を握ってることを知っている、甘くて意地悪な声。
ワンピースを肩から下ろすと、恥ずかしくてたまらない。
スリップ一枚なのに、中まで見透かされてる。
そんなに見つめないで欲しい。
「どうされたい?」
答えたくない。
ただ、すごく抱かれたかっただけ。
うつむいたままの私にアナタが言う。
「こっちにおいで」
腕を引き込んで、後ろからギュッと抱き締めてくれる。
後ろから抱き締められるのがこんなに安らぐなんて。
なんの保障もないのに、ただ気持ちが安らぐ。
後ろから伸びた手は、一番私の感じる部分を探し当てようとする。
今、胸がすごく敏感。
「あぁ・・・・・あん・・・・・ん・・・・・いぃよぉ・・・・・・」
すごく、すごく感じる。
アナタにされるからすごく感じる。
それだけで果ててしまいそうに。
もっと濃厚にしたくなってきた
続きます