「ねぇ、眞子・・・・・・こんな夢みたの。聞いてくれる?」
彼氏と別れてもうすぐ1年の友人が言う。
夢は自分の願望の鏡かもしれない。
「どんな夢?」
彼女はちょっと照れて、恥ずかしそうに言う。
「同窓会で会った同級生とホテルに行く夢」
今頃そんな夢みるんだ。
眞子なんてもっと見ちゃってるよ、そんな夢。
だって、抱かれたいんだもん。
夢で会えたら抱きしめて
久しぶりに会うアナタに、どんな顔をしたらいいんだろう。
アナタは変わってしまった私を笑うだろうか?
本当は何も言わないで抱きしめて欲しいけど、ブランクも感じないくらい、何事もなかったみたいにエスコートして欲しい。
こっそり手を握って「なに食べたい?」
スタートはそんな普通の会話で充分。
一緒に乗ったエスカレーターは後ろに立って。
私に少しだけ触れて、耳元で言って欲しい。
「眞子、会いたかったよ」って。
私の緊張が伝わるかな。
だってすごく楽しみにしてたんだもの。
会いたくて、会いたくて仕方なかった。
アナタに会いたくて、会いたくて・・・・・・
手をつなぐことがこんなに嬉しいってわかる?
「会いたかった」ってすごく嬉しい言葉だって知ってる?
向かい合って食事をするのも照れくさい。
真正面から顔を見られない。
それくらいドキドキするんだ。
だって、これから自分がアナタに何を望んでしまうのか、わかってるから。
抱かれたいから会いたいのか、会ってしまったから抱かれたいのか。
未だに答えは出ない。
でも、会って手をつないだときからわかってる。
自分がどうされたいか・・・・・・・・。
「行こうか・・・・・・」
アナタがこう言ったら、私は多分うなずいてしまう。
人通りの少なくなった場所で、抱き締められたら、そのまま唇が合わさる。
唇の合わさった瞬間にいつも思う。
「抱かれたい・・・・・・」
アナタはこう言うの。
「眞子、今日はいっぱいしてあげる」
鼓動がコトコト音を立て始める。
どんなことをされるのか、知ってるのに・・・・・・・
エチな夢妄想、続きます